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バッドエンズin会議室②

で、ロアはというと。

退室はしたがもちろん扉の前にいる。

だってこれから面白いことになるはずなんだから。

それを見逃す手はないでしょう。


さて、室内では


「では会議のつづを、と言いたいところだが……、せっかくロアがお茶を入れてきてくれたんだ。少し休憩をとろうではないか。」


ちなみにボスは全て把握済みです。


(さすがボスっすねー。バラバラに飲まれるとバレちゃうかもしれねーっすもんね。)


すると鶴の一声というか、ボスの一声というか……。

メンバー全員ほぼ同時にカップに手をかけ


「ぶふぁっ!!」


「げほっごほっ!なっ、なによこれぇ!?」


「うぉっ、すっぱ!」


「わぁー、ハチミツだぁ!」


「……。」


「あら、美味しい。」


とまぁ、全員違う反応を見せた。

上から蛛井、寺沢、須藤、蜂須賀、長代、中谷の順だ。

とくにひどい反応を示したのは蛛井と寺沢だ。

思いきりむせている。

次点で須藤だろうか。

むせるほどではないものの、驚きの表情を作っている。


「アンタら何してんのよ。」


「どうしたのー?」


そんな三人に対して中谷や蜂須賀が不思議そうな視線を向ける。

長代は我関せずのようだ。

黙々とカップを口に運んでいる。

気に入ったようだ。

ネタばらしをしてしまうと、もう予想はついていただろうがそれぞれの飲み物に色々と仕掛けたのだ。

もちろんボスには仕掛けていない。

中谷にもとくになにもしていない。

何を入れたのかというと、ボスには先に述べたように高級玉露、中谷にはレモン風味のアミノ酸コラーゲンドリンク。

蜂須賀には原液のハチミツもちろん喉は潤わないが、とくに反応はなかった。

というかまぁリクエスト通りといえばそうなので。

長代はいちごオレだこちらもリクエスト通りなので何も無く。

わりと美味しそうに飲んでたよ。

似合わないなとは思うけれども。

そして須藤にはハチミツ黒酢ドリンク。

お茶だと思って飲むと驚きはするものの、まぁものは美味しいものなので。

問題は蛛井と寺沢だ。

ロアは何を入れたのかって?

単純に大さじ三杯ほどのお酢をお茶に入れただけだ。

あとレモン果汁も。

そりゃあむせるよね。


「こんの……ロアーーー!!!!」

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