初対面
とある世界。
とある所にその組織はあった。
いわゆる悪の組織だ。
特に取り立てた特徴はない。
ただちょっぴりボスがお茶目なだけだ。
そんな悪の組織に今日は新入りが入ってくる。
「おいお前たち!今日は新しいメンバーを紹介するぞ!こっちへ来い!」
大きな声で基地の中に散らばっていたメンバーを呼び集めたのは、我らが悪の組織のボス。
メンバーからはボスとかリーダーとか呼ばれているぞ。
メタリックな紫のスーツを華麗に着こなすナイスミドルなおじ様だ。
「新入りですか?」
「えー、だれだれー?」
そう言ったのは近くに居たブルーグレーの特攻服を着込みバイザーグラスの若者と、緑と黄色の目に痛いボーダー柄の服を着て大きなサングラスをかけた若者。
「そうだ。だから他のメンバーも集めてらっしゃい!」
「はい!」
「わかったー!」
そう答えて二人は基地に散らばるメンバー達を呼びに行ったのだった。
「ボス。」
「んー?なぁにぃ?」
「自分戦闘とかできないっすよ。メンバーに入って良かったんすか?」
そう言ってボスに話しかけたのは、先程から隅に隠れていた新入り。
背丈のほどは140cmあるかないかと思われるような幼女だ。
見た目がね。
「あー、いいのいいの。我が社のモットーは自由!だからね。それに雑用してくれるような子も欲しかったから大丈夫大丈夫!」
軽い!
実に軽い!
「そっすかー!なら雑務兵ってことっすね。頑張るっす!」
見た目にそぐわぬ喋り方の幼女だがまぁ、見た目が幼女というだけで実際に幼女というわけではない。
むしろそこそこ歳は食っている。
だいたい20代後半だ。
アラサーと言ってもいいだろう。
合法ロリというやつだ。
「そろそろメンバーが集まるだろうから俺様の後ろに隠れておけよ。」
「はーい。」
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その後集められたメンバーを前に呼ばれて飛び出て以下略をした新入りはめでたく悪の組織の仲間入りを果たしたのだった。
幼女:茶畑 ロア
140cmくらいしかない見た目幼女
白髪で金目、テンションが上がると赤く光る
フワッフワの髪型と相まって可愛らしく見えないこともない
とくいな顔はゲス顔です!
服は動きやすさメインのためジャージやツナギみたいなものが多い(残念)
素早いし手先はすごく器用だが、いかんせん戦闘能力はほぼ0のため非戦闘員
耐久も紙
ペラッペラである
実年齢は20代後半