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日常のような非日常  作者: とっぱ
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マキモドシ

授業が終わり俺たちは席を立つ現在の時間は12時、そう学校に行っている人の大半は楽しみのお昼の時間だ、と言っても給食が出るわけでもなく毎日弁当をもって学校へ向かう、少し足りな気もするがお昼があるだけマシだ、「よし、んじゃお昼食べますか」と待ちに待った気持ちで言い放つと左右と後ろから「いこー!いこー!」と元気な声と「あーおなかすいたー」と少し疲れ気味の声「…うん」とこちらも疲れ気味で大体同時に帰ってきた、…なぜか少しだけ笑みがこぼれた、まぁそこは気にせずいつも食べてるグラウンドのはじに生えている巨木の木陰にシートをひき、そこに座りしゃべりながら食べる「お、今日もうまそうな卵焼き頂きっ!」と箸でひょいっと掴み口の中に放り込む「ウム、今日のもうまいですな、いや昨日のより美味だ…」と少し料理には厳しい人のふりして美香に聞くすると少し頬を染めながら「うん…今日のは少し味を変えてみてね…」ともじもじしながらぼそっと呟いた、「むー…怜のも食べて」と2、3個ほど卵焼きを少しむすっとした表情で口の中に詰め込まれて少し驚いたものの噛めば噛むほど甘味が増し結構子供が好きそうな味だった「怜のもうまいぞ!」と頭を優しく撫でてみたそうすると俯きながらも笑顔になる、(可愛い…)と思った瞬間である、だがここから地獄だった…「美香のも食べてー!」といろいろなものを詰め込まれる…「もご…もごもご…」と自分でも何言ってるのかわからなかったかが声は出そうとしていた…が「…私のも」と怜も負けじといろいろなものを入れるどんどん入れてくる(死…死ぬ…)と思いここでチャイムが鳴った、「ふぉうふぉんふぁふぃふぁんふぁ…」(もうこんな時間か…)と声には出したものの何言ってるかはわからない「輝君何言ってるかわからないよ?」と美香と怜に言われたが「ふぉふぁふぇふぁふぉふぇふぃふぁふぉ…」(お前らのせいだよ…)と言いあとはもう記憶になく気づいたら下校の時間だった、いつもは下校の時間はワイワイしてるのになぜか今日は誰もしゃべらず俺が喋ろうとすると、なぜか後ろから蹴りが入る…(え?俺何かした?)と思ったが諦めた。

自宅に帰ってきた「ただいまー」というとキッチンから「おかえりー」と聞こえ、奥の部屋から「おかえりー」と聞こえる、すぐさま俺は自室に行きバックを置きすぐさま下へ向かう、そしてリビングへ行き晩ご飯が出るのを待ちつつソファーでゴロゴロしながらテレビをつける、少し時間が経ち「ご飯だよー」とキッチンから聞こえるとともにお腹のあたりからグ~と気が抜ける音が聞こえた、タイミングが良い速攻でキッチンへ向かった、おっとテレビを消すのを忘れてた…ん?テレビは丁度ニュースがやっておりそこには[楓村で変死体が2体発見」と記されていた…不気味だ…早く消してしまおうと思ったがやはり気になる、そのため「少し待ってー」とキッチン側に大声で言いニュースを見ることにした「覚めても知らないぞー」と父親の声が聞こえたが、無視してニュースをまじまじと見た、[楓村で変死体発見、死亡時刻は6時57分、楓村の山奥で発見された、第一発見者はその山の持ち主で、イノシシなどを捕まえる罠を見に行ったところ途中の崖下で1体は頭部がえぐれた状態で、もう1体は片足が変な方向に曲がった状態で発見された、発見者はすぐさま警察へ連絡し、すぐさま駆け付けた、遺体はもう異臭を放ち死亡時刻は5日前だった…2体とも20歳前半で男性と女性が手をつないだ状態で死んでいたため、恋人だと思われた、だが村人は死体には見当がつかず、村人ではないと言っていた警察は急遽身元を見つけるのに急いでいる]…じっくり見ていたがやはり気持ちわるい…「そろそろ食べなさーい」とキッチンからまた聞こえる、時計を見ると10分も経っていた、そこまで見るのに集中していたらしい…これ以上この事件にかかわると良くないことが起きそうなのでテレビを消しキッチンへと向かった…そしてここから日常という歯車は犇めき非日常へと変わり始めた…

久々の投稿、こちらの事情もあってか数か月ぶりに書きました、(まぁ見てる人いるのかわからないけど…見てくれる人が1人でもいてくれたらやりがいはあるんですけどね…観覧人数とかわからないかなぁ…)

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