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ソード×ソード×ソード  作者: 荻川アキハ
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街と食事と嫌な奴

ギルドに食糧がない為食事を求めて街中にある食事処に行く事にした俺達。石造りの建物やテント屋根で商売をする人が歩く先から見えその風景はザ・中世ヨーロッパって感じで俺のテンションハイマックス中だ。転生と言えば中世ヨーロッパである!これは外せない要素だと俺は思っている。


「随分、楽しそうですね。街を歩けば「幸せそうな奴らなんて全員死ねばいのに」なんて悪態吐きながら歩いていたに」


「…」


アリシアはなんて事ないように話しているが、グレイブや、君はなんて性格歪んだ奴なんだ。俺自身の身体だがなんだか怖くなってくるマジで。周りの人達を見てご覧よ!こんなに素晴らしいおっぱいが溢れているじゃないか、それだけで他はどうでも良くなってこないかい?こない?えっ!俺だけ?


「どうしたんです?難しい顔して、そろそろ着きますよ。私の行きつけであり、王都一と言って過言ではないお店、『返り討ち亭』に」


店の名前は不穏に聞こえるだろうがグレイブの知識によるとかなり絶品の食事を出してくれる所らしい。

らしいとあやふやなのはグレイブになった時にグレイブの知識を得たのだが、余りにも一気に情報が流れ込んで来た所為で逆に混乱しているのか知識が浮かんで来たり来なかったりしている。まぁ、時間が経てばなんとかなると楽観的に考えているから気にしないが。



「ふぅー。食った、食った」


腹をさすりなが、満足気に呟く。マジで美味かったなこの店の料理!。

コロコロウサギのシチューが得に絶品だった。捕獲が難しいらしく割り高らしいがまた、食いたい物だ。

さて、お会計済ませて帰りますかね...あれ?俺、金あんの?顔が青ざめて来た、家財道具一切がない我が家、グレイブの知識を総動員するが金を持っている記憶がない!つまり文無し。ヤバくない?



「どうしたのですか?」


アリシアの方に錆びたブリキのおもちゃの如くグギッギッギと音が鳴ったんじゃないかと思わせる程の鈍き動きで顔を向ける。金が無いのに飯なんか食ってスタート地点から牢屋行きなんじゃないのだろうか?


「アリシア、金がない」


俺が先程の幸福から絶望に落とされた顔でアリシアを見ると彼女はキョトンとした顔で俺を見返してきた。


「いやですね、グレイブ。貴方がお金がない事など承知してますよ!大体、貴方がお金を払った事などここ何年もないではないですか。当然、私が払いますよ」


グレイブの屑加減が更に見えた気がするがなんにしてもアリシアが天使に見える!いや、神だ!あんな髭面の神様よりアリシアが神になった方が世界の為になるだろう。そんな事を考えていたら、店の扉が開いた。


「あれ?グレイブじゃねぇか!まだ、しぶとく生きてやがったか」


グレイブの知識を得なくても分かる、なんか嫌な奴が来た。

次話から物語が本格始動します!

お付き合いの程よろしくお願いします。

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