おっぱい
「グ、グレイブ。起きて下さい!ねぇ、グレイブ」
柔らかい感触、程良い体温。これだ!俺はこれを待っていたんだ。
「グゥ、フェ、フェ、フェ、フェー」
思わず出てしまった声に柔らかいものを持つ主は後ずさり起き上った為俺は後頭部を床に激しく強打する。
「痛ってー。危うくもう一回死ぬ所だったぜ」
ぶつけた反動で起き上り、頭をさすっていると女の子が驚愕の表情で俺を見ていた。
その子の実る二つの果実を改めて堪能するいやー、やっぱりいいおっぱいしてるわ、この子。
「グレイブ、あなた生きていたのですか!」
グレイブ?あー俺の事か、知識がどっと押し寄せてきた。グレイブ・ライズラ―、それが俺の名前みたいだ。
「まぁ、生きてたっていうか生き返った?みたいな。それよりもおっぱいちゃんあなたのお名前は?」
「おっぱい!?グレイブ、あなた大丈夫ですか?私です、幼馴染みのネルシアですよ!どうして首つりなんてしたのですか!そりゃ、ギルドがあんな事になれば落ち込むのも分かりますが死ぬ事なんてないのに。私になにも相談もしないで勝手に死なないで下さい」
おぉ、おっぱいちゃん改めネルシアちゃんが泣き出してしまった。まったくグレイブの野郎は怪しからんな。こんな可愛い幼馴染みのおっぱいちゃんがおりながら何が不満で死のうとしたのか理解に苦しむ。まぁ。お陰で俺はこのおっぱいを楽しめるのだが。グゥ、フェ、フェ、フェ、フェー。
「ちょっと、なにやらしい顔で見ているのですか!反省しているのですか?グレイブ!」
やべぇー、前世の頃からの癖ですぐに顔に出るんだよね。エロい事考えると変な声出るし。
「反省?あぁ、してるしてる。まったく死んじゃいけないよね。分かる分かる。とりあえずさ」
俺が一歩進むとネルシアが一歩下がった。?なぜ、下がる。
「そのおっぱい揉ませてくれ!!!」
そう言ってネルシアの元に飛びつこうとすると見事なカウンタービンタを食らった。
いやまさか、転生してすぐに2回も死ぬような痛みを味わうとはね。