I want tell you my hearts to you
※ガールズラブ(?)注意!
私は彼女を愛しています。
しかし私と彼女では、結ばれることは叶いません。
なぜなら、私と彼女は女性同士で、彼女には恋人が存在するからです。
もともと、私と彼女は友人関係でした。しかし共に過ごしていくにつれて、私は彼女に惹かれていったのです。
私が彼女を想っても、彼女はいつまでも私を『女友達』としか認識しないでしょう。
彼女の傍らには、とても男らしく聡明な恋人が常に側にいます。
私は彼女達の様子を見ているだけで、嫉妬で脳内が煮えくり返るのです。
彼女の瞳には私だけを映してほしい。想いを伝えたい。
そんな欲望が内に芽生えてきても、私は絶対にそれを口に出しませんでした。
言ってしまえば、この関係が壊れてしまうかもしれない。私はそれがどうしようもなく、怖かったのです。
私達が【私達】であるためにそのまま想いを伝えることなく過ごしていたある日、彼女がよくない顔色で、私に相談してきたのです。
『男の人につけられている』
それを聞いた瞬間、私の心は怒りで沸騰しそうになりました。
私の想い人に、恋人のいる彼女に、何をしているのか。
私は彼女をつけているという男性に、物を申しに行こうとしました。
しかし、彼女は私を止めたのです。
『相手は大柄な人だから、あなたも最悪襲われてしまうかもしれない』
必死の形相で私を引き止める彼女。私は驚きに目を見開きました。
私は役立たずなのだと、目前に突きつけられた気がしたからです。
悔しさともどかしさ。今の私の顔は、きっと言い表せないほどの醜さでしょう。
私では彼女を守れない。彼でないと、彼女は。
彼女の恋人が急いで駆けつけてくると同時に、私は走りだしました。
一刻も早く、家に帰らなければ。暖かく、優しく包み込んでくれる、あの場所へ。
【あなたにこの想いを伝えたい】
英語の訳みたいな(?)文になってしまった……
優しく包み込んでくれる場所=布団