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短編集  作者: 黒澤 由亜
10/16

なんかアレ


もし、自分が死んだら。

転生でなく、永遠の虚無がいい。



よくある、天国とか地獄とか。

どっちに逝くか堕ちるかとかじゃなくて、死んだら生まれ変わるか生まれ変われないか、な気がする。

生まれ変わるならさようなら今世こんにちは来世なんだろうけど、生まれ変わらないなら永遠の虚無。何も無い空っぽな世界で永久に彷徨い続けるのだろう。

別に自分はどっちでもよかった。どちらになるのか決めるのは自分ではないし、全ては「誰か」によって決まるのだから。

でも、我が儘を言うなら。


私は、転生なんてしたくない。





理由は単純。これ以上生きたくないから。

多分殆どの人間は転生か虚無かと問われたら、転生と答えるのだろう。

転生の場合は前世の記憶を抹消されるのだろうから、全てを覚えているはずはないとは思うけど。

生きたくない。生きていたくない。何故?聞いたって意味ないでしょう。あなたが何をできるわけでもないのに。


例えば、身近に「死にたい」なんて言っている人がいたとする。

あなたがいい人だとして、その人を死なせないために説得でもなんでもしたとしても、結局その人が死んだら意味ないの。

私はほっとけばいいと思うけどね。死にたいなら勝手に死ぬだろうし、死なないならその程度の絶望だったってことでしょ。

……え?酷い?ああ、うん。はい。

まあ結論とすれば、私は転生なんてしたくない。生きたくないからってだけ。

だから私死ぬわ。それで虚無なら万々歳、転生なら普通に生きてくだけだろうし。



ばいばい。あなたは私みたいにならないといいわね。


突発的短文。

多分何かに絶望した女の子が語ってる。

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