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青年の日常と黒い森の襲撃者

 連続投稿の二話目です。次回あたりで異世界へトリップします。

 森の中から獣特有の声が聞こえてくる。全力疾走している筈なのに、相手との距離が開かない。それどころか逆に距離を詰められているようにさえ思う。全力疾走しながらも、地面に|比較的威力が低く、MP消費の激しくない、いわゆる連射が利くタイプの地雷呪文マインスペルと感圧型地雷をセットで置いて行くのも忘れない。敵に対するダメージはそれこそ微々たるものだろうがそれでも何も手を打たないよりかは幾分かましだ。それに、こうして走っているのも策がなくて闇雲に後退しているという訳ではなく、敵を自分が仕掛けた罠に跳び込ませるためにこうして誘導しているのだ。そのため相手を誘因しやすい時間限定のアイテムも使用している。

 画面の端にあるミニマップを確認。自分を示す白いカーソルとその後ろから追いかける大きな赤いカーソル。そして唐突に森が開けた。目の前にあるのは廃屋と化した石造りの家々。屋根が砕け、壁は無残にも崩れ去っている。嘗て人がいたという痕跡を残す集落の家屋を砕きながら敵が姿を現した。

 その姿を一言で言うのであれば巨大な狼だろう。だが、その身体には鱗のようなものがあり、額にはアメジストを削ったかのような角がある。両肩にある布のような腕の先端には鱗を介して巨大な剣があった。威嚇で剥き出しにする犬歯を始め、敵の身体を構成するパーツ全てが普通の狼よりも巨大だ。その大きさを例えるのならば二トントラック程もある。

 見るからに凶悪な巨獣に対する彼の装備は大剣一本。これ以外にもいくつか武器のスキルは習得しているが、自分にはこれが一番しっくりくる。防御を捨て、手数を重視する二刀流に憧れたこともあったが、回り回ってこの武器に帰ってきた。大剣を腰だめに構えると、相手の出方を窺う。この相手……シュヴェルトヴォルフは生半可な武器では強固な鱗によって跳ね返されてしまう。そして獣は四肢に一瞬だけ力を込める仕草をするとその次の瞬間には彼へ向けて突進してきた。巨体からは想像できないほどの爆発的な瞬発力と速度は開いていた距離をあっという間に詰めた。信じられない速さだが、それに驚いている暇はない。単調な直線移動攻撃であるために、敵の軌道を読むのはそれほど難しい問題でもない。右へサイドステップ。巨体が彼の隣を駆け抜けていくが、単純に避けただけでなく、回避し様に一撃、大剣の攻撃が命中しHPを減少させることに成功していた。突進を回避されたことに気付いたシュヴェルトヴォルフが急ブレーキをかけながら反転。視界に彼の姿を捉えると再び四肢に力を込めて全力疾走。今度は身体だけではなく触腕の先端にある剣まで加えた連続攻撃を仕掛けてくる。

 追う者と追われる者の構図。青年が逃げ、狼が執拗に追撃を行う。時々狼の攻撃はかすりこそするものの、大ダメージを与えているとは言い辛い状況だ。青年も大剣で隙が出来たところに、出来る限りウィークポイントを狙った攻撃を数回繰り返しているものの、HPは漸く八割を切ったところだった。それに、そろそろ仕掛けのあるポイントに辿り着く。大剣で塞がっていた手に、黒い円筒缶が握られる。ピンを抜いて投擲してから数秒後、廃村に光と轟音が撒き散らされた。シュヴェルトヴォルフの動きが止まったところで彼は距離を取る。閃光と轟音がミックスされた状態異常攻撃が続く時間はあまり残っていない。低級のモンスターならばともかく、シュヴェルトヴォルフクラスのモンスターならば五秒から十秒程しかその効果が持続しない。剣と繋がった布状の腕を振り回すが既に青年は目的の場所にいた。そして視界が回復したところで狼の怒りは最高潮に達している。周囲を伺い、狙うべき獲物を確実に園良目でとらえると、青年のところへ全速力で走りだす。数十メートルの踏み込み。直線的な突進を行うのだが、それが青年の思惑通りだということに気付いたのは既に仕掛けを踏んだ後だった。

 獣が足を置いた地点が一瞬だけ光ったかと思うと、地面を揺らすほどの爆轟と共に獣の身体が宙へ吹き飛ばされる。地雷呪文(マインスペル)・アースシェイカー。誘因のときに使用していた小型のものよりも一撃の威力が高く、局地的に噴火の如きエネルギーを生み出す見えない悪魔の攻撃が炸裂したのだ。

 HPは八割から一気に二割へ減少。身体の鱗は何枚も剥がれ、布のような腕の片方は千切れ飛んでいる。毛並みも地雷呪文の一撃で汚れきっていた。

既に獣は虫の息だったが、青年は容赦なく大剣スキルを発動させて止めをさす。そこで獣の身体が青白い粒子となって消滅し、画面にメッセージが表示された。


『サイファーがシュヴェルトヴォルフを倒しました』

『経験値が規定値に到達しました。サイファーのレベルが250になりました』

『余分な経験値はスキルポイントへ変換されます』


 流れていくメッセージを確認すると彼はようやく一息つく。こうして一人の冒険者の日常(戦い)が無事に終わった。



「祝、レベルカンストー。いーぃぇーい」

 ゲーム推奨コントローラーを机に置くと、狼森将成は祝う者のいない部屋で、全くやる気のない声でそんなことを呟きながら、大きく息を吐いた。今年で大学二年生になる彼は今、大学の近くの大型マンションで独り暮らしをしている最中だった。部屋の壁一面の本棚と、その中央に設置された机と大小のモニター。身体を伸ばすとあちこちからバキバキという音がする。ベッドから起き上がると時計を確認、ペットボトルに入った緑茶を飲みながら遅い夕食を済ませる。机の傍らに置いていた時計の針は長い方の針が四、短い方の針が十の位置を差していた。窓から差し込む光は燦々と降り注ぐ陽光ではなく、煌々と照らす月の光……夜の十時二十分を指していた。

 最新型のハイエンドモニターの中にはレベルカンストを示すメッセージの他に、素材回収と平行して進行していたクエストのクリア画面が表示されていた。獲得したゲーム内通貨であるゴールドや経験値といった情報を一通り確認してから消すと、彼はスティックを使って自分のキャラクターを動かす。街の中央にある行政府のエントランスにある透明な青いキューブの前に立つと、彼は地図上に輝く〈廃都・クロスベリアル〉と書かれた街を選択した。画面が暗くなり、『Now Loading…』という文字が表示される。数秒後に彼が立っているのは森の中に存在する街ではなく、冒険者やNPCで賑わう街の門にいた。視線を上げると、街の中央には大木と見紛うばかりの巨大な塔がある。先端部にはオレンジ色の明かりがちらちらと見え、塔の先端部の区画から八方に伸びるアーチ状の建造物の先端が青く明滅していた。もう一度画面に目をやるとゲーム画面の他に、別ウィンドウでゲームの攻略サイトが開かれている。

 『ミリオンファンタジア・オンライン』……十数年前に発表されたゲームのタイトルであり、ネットを通じて多人数で楽しむR(ロール)P(プレイング)G(ゲーム)。所謂MMORPGと呼ばれるゲームがさっきまでプレイしていたゲームのカテゴリーだ。

 『あなたが紡ぎ出す、あなただけの物語』というキャッチコピーの下に何年も続いている老舗のタイトルだ。オンラインゲームの中でも人気作品のランキングには必ず上位に入る作品の一つだ。このゲームの特徴は容姿を細かく設定できるキャラクターメイキングや様々な条件でなることが出来る職業のほか、ファンタジー系のゲームで基盤となる『剣と魔法のファンタジー』にモダンやSFチックな要素を含んだ要素を合わせたことだろう。

 将成自身が使用する『サイファー』は大剣を使用しながらも魔法を使うことのできる【魔法剣士】の上位職【エリュシオン】だが、剣と魔法以外にも自動小銃や短機関銃、拳銃なども使用する。世界観と武器に関しては突飛だが、ゲームのシステム自体はオーソドックスで奇を衒わず、しっかりと丁寧に世界が作り込まれている。開発元であるユグドラシル・ゲームズはバグや不具合、改善すべき箇所を報告するユーザーの声も積極的に受け付けており、月々の小規模なメンテナンスで不満点を可能な限りなくし、大型アップデートで様々な追加要素を加えられながら今もこのゲームは進化し続けていた。

 彼が始めた時期は比較的有名ではなかったが、次第にゲーム雑誌で取り上げられるようになり、気がつけば大人気オンラインゲームとして有名になっていた。

 中学二年生のクリスマスに買ってもらったパソコンと僅かばかりの機器でプレイし始めたこのゲームのことは忘れない。いや、忘れようがないといったほうが正しい。購入してから五年、彼はずっとこのMFOの世界で戦ってきた。始めたばかりの頃は右も左も分からなかった、そこからやり方を覚え、攻略サイトを見ながら小さな成功を重ね、複数の職業に転職しながらゲームの世界を渡り歩くさまざまなことを学んだ。

 ゲームの世界でもいいことばかりではなく、勝利の美酒を味わった日があれば、敗北の苦汁を味わった事もあった。今でこそ笑い話のような小さなことに一喜一憂し、様々な仲間と共に戦うことの楽しさを、広大な世界を旅する面白さを彼はゲームの中で知った。それで例え僅かばかりの友人が離れて行こうとも、彼は頓着しなかった。ゲームのために最低限のリアルを維持しなかった男。それが将成の己の評価だ。

 つい最近大型のアップデートが行われ、ゲーム内におけるメインストーリーであるグランドクエストが更新され、現在はそれに関する話題で持ちきりだ。現在は大手ギルドが複数攻略に乗り出すとされているらしく、それに伴う形で鍛冶屋やアイテム屋なども賑わいを見せている。

 既に遠方へ傭兵として派遣してあった忠実なメイド二人もこの街へ向かっている。別画面に表示されているチャットは更新が続いている事を示す電子音が連続して鳴り響いていた。少しだけ休もうと彼はベッドに寝転がる。暗い部屋で光源となりそうなのはパソコンのモニターと窓の外から差し込む月光だった。ブゥゥゥゥゥンというパソコンの音を聞きながら、月光が差し込んでいる白い天井を見る。そして彼の視界が漆黒に染まり、意識は闇の中へ閉ざされた。



 黒々とした森をいくつもの影が駆け抜けていく。濃い青色と白の布製の服に金色の肩章、胸にはロングボウガンの予備弾倉を携行できる皮製の防具。ベルトには短剣や片手剣があった。両手で持つのは大型のロングボウガン。木製ではなく、突撃銃の機関部と銃床部分を利用した高い性能を誇る一品で、彼ら『王立特務遊撃隊』では個人でのカスタムが許されていた。彼らの主な任務は敵地の奥深くに侵入しての破壊や攪乱工作、要人の暗殺といった非正規戦闘を主だった任務としている。

 王立特務遊撃隊は五つの隊からなり、今回参加しているのは特務第二部隊。隊員の総数は三十人で、二つの班に分けて森の中を進んでいる。彼らが王国から与えられた任務は二つ。一つ目は『黒の森』への進入方法と、それに並行する形でこの世界を救う救世主、『勇者』の武器である聖剣の所在確認。もう一つは『黒の森』を分割支配する人狼女王の抹殺とその娘の捕縛、もしくは抹殺、という任務だった。今回の戦闘にあわせて携行しているボウガンの矢は全て銀製の鏃に変更されている。


「全員、夜間戦闘用意」


 第二部隊の一つ目の分隊の指揮官が後ろから付いてきている十四人に指示すると、それぞれがベルトに装着されているポーチに収められていた小さな容器を取り出す。キャップを外し、両目に垂らすと全員が容器をポーチへ戻した。

 容器に入っていたのは『夜精霊の雫』と呼ばれる闇の中であっても昼間のように明るく見えるようになる液体で、王国軍でもこういった特殊な作戦に従事している部隊でないと使用できない代物だ。尤もあの連中は違うのだろうな、と指揮官の男は思う。『冒険者』と呼ばれる存在はこの世界の住人がなる職業の一つである『探索者』を簡単に凌駕する高い身体能力と優秀な武器を持っている。隊長である男も一度戦場で見たことがあるが、あれを同じ人間と呼ぶのは流石に憚られた、幾多のモンスターを砕き、切り裂き、殲滅する姿は紛れもなく畏怖の対象で、味方であるにも拘らず薄ら寒いものを抱いた記憶がある。


(いかんな、俺も緊張しているのか)


 頭を振って隊長は余計な思考を頭から叩き出す。今は任務が最優先だ。勇者の武器とその獲得する際に最大の難敵と目される存在の排除。光が当たらない仕事であることは隊長も隊員も理解している。だがそれでも自分達の行った作戦が勇者達の一助になるということは彼らの誇りでもあった。ふと前を見ると、黒い森の中でちらちらとオレンジ色の光が見える。


(あそこか……)


 木々が途切れ途切れになり、少しだけ開けた土地にそれはあった。小川が流れ、その隣の空間には小さな長机と長椅子。そして石造りの基礎に木で出来た二階建ての家こそが人狼女王の住いだと聞かされている。第一分隊の指揮官が周囲にいる部下たちにハンドサインを送ると二人の隊員がドアの前にノートサイズの白い板状の爆弾を貼り付けるとドアの前から離れ、扉の左右に張り付く。数秒後に白い板状の爆弾が爆発。それを合図にして右側の男がドアを蹴破りその後に続く形でもう一人も中へ突入する。ボウガンを部屋の中に向け、誰かがいれば直ぐにでも矢を撃てる様に引き金に指をかける。

 だが、突入した二人の目に飛び込んできたのは誰もいない無人の部屋だった。二人の部下に招かれる形で指揮官が部屋に足を踏み入れる。暖炉の炎は煌々と燃え盛り、机の上には数札の本が並べられている。今まで人がいた痕跡が残っているにも拘らず、人の気配は一切感じられなかった。


「二回にも誰もいません」


「人狼女王がここを塒にしているのは自明の理だ。探せ!!」


 二階を確認してきた指揮官が部下に命令を下す。指揮官は家の外で防衛している部下達と合流するために家の外に出ると……悲鳴と剣戟の音、そして断末魔の叫び声が聞こえてきた。


「隊長!!我々は嵌められました!!わざとおびき寄せ……ぐぎゃぁッ!!」


 悲鳴と共に指揮官へ報告しに来た隊員が胸から剣を生やした状態で地面に倒れる。暗い森の中から姿を現したのは金色の髪に白を基調とした戦闘用のドレス。右手には青とアイスブルーの刀身に白と金色の装飾が施された大剣。左手には白を基調とした刀身に青紫と金色の装飾が施された大剣。両手武器の二刀流という規格外すぎる女性がそこにいた。


「あらあら、見ない内に随分お客様が増えましたわね」


「……人狼女王、我々がここへ来た意味。理解しているだろうな?」


「ええ、聖剣の在処の確認と私の抹殺かしらね?」


 事も無げに、彼女は自分の命が狙われていることをあっさりと肯定した。


「そうだ……大人しく死ねッ!!」


 指揮官の男がそういいながらボウガンの引き金を引く。それに続く形で周囲の部下も全員がボウガンの引き金を引いた。使っている鏃は対人狼族用。普通の狼系亜人種族ならば一撃で絶命するような純度の高い銀を使用しているのだが、人狼女王は大剣の一振りでその攻撃を無効化する。何本かは確実に人狼女王の身体へ突き刺さったのだが、それでも彼女はダメージを受けたような素振りを見せていなかった。


「馬鹿な、高純度銀の鏃を使ったんだぞ。どうして効いていないんだ!!」


 指揮官が目の前で平然としている女性に尋ねる。人狼女王はそれに対し、微笑を浮かべた状態で答えた。


「……一言で言うのなら、貴方達は人狼族を侮りすぎていた。それが答えですのよ」


 その瞬間、人狼女王の姿が掻き消えた。数秒後に悲鳴が二つ響き渡る。数人の隊員は剣を持って打ち合おうとするもあの大剣が相当な業物なのか一、二度打ち合うだけで、隊員の持つ支給品の剣は簡単に圧し折られていく。状況は圧倒的にこちらが不利。どの手を使っても人狼女王には攻撃が効かないのだ。




 ああ、勇者よ。後は頼みます。この世界を救ってください




 小さく祈りを済ませると隊長はボウガンを捨てる。今、人狼女王は彼の部下である隊員を次々と屠って回っている最中だ。こちらには気が付いていない。右手に刻印適合者相手に武器を売っていた店で購入した片手剣を持ち、左手にはソードブレイカーを持つ。今、人狼女王は彼の部下である隊員を次々と殺して回っている最中だ。こちらには気が付いていない。後ろから放たれる明確な殺気に人狼女王も反応する。薙ぎ払われる左手の大剣をソードブレイカーで防ぎ、右手に持った片手剣を突き込む。だが、片手剣は右手に持っていた大剣によって軌道を逸らされた。指揮官の使っている二刀流は左手のソードブレイカーで敵の攻撃をいなし、右手の片手剣で攻撃するスタイルだ。だが、この方法が通用するのは相手が片手剣やナイフと言った武器を使用している場合。今戦っている人狼女王のような両手武器を片手に持ち、それの二刀流を繰り出してくる相手は想定していなかった。

 一見するとただ振り回しているようにも見えるが、彼女の一撃は全てが重かった。受け止めるだけで腕が痺れ、足が地面に縫い付けられるような感覚。数度打ち合っただけにも拘らず、彼は既に自分の手がきちんと剣を握っているのか、それすら分からないような感覚に陥っていた。息が切れ、目に汗が入る。此処で止まる訳にはいかない、自分は与えられた仕事を完遂させなければならない。意思は強く持っているはずなのに、身体が付いて来ない。


「…………お休みなさいな」


 人狼女王の一言が視界の端から聞こえた。ついさっきまで目の前にいた絶対強者の象徴をも言えるような女性が消えている。反応しようにも度重なる身体への負荷で脳が命令しても身体が思ったような速度で動かない。

 彼が視界の端で捕らえたのは大剣が振るわれた軌跡だった。銀閃が映った瞬間、彼の右手に握られていた片手剣が大剣によって弾き飛ばされる。ソードブレイカーで防ごうと構えた時、ソードブレイカーの刀身も砕かれた。砕け散る刀身の向こう、月を背に大剣を振り上げる人狼女王の姿が彼の最後に見た光景だった。


 それでは、感想等お待ちしております。

 次回の投稿は年明けを予定しております。それまでにはメインヒロインの属性……ぶっちゃけ虎耳か狼耳か決めることが出来たらいいなと思っております。

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