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絶望倫理委員会  作者: 糸色唱
本章  力
6/6

望園家

8月15日 夜



唱「よくも騙したな!」


海「何が?」


放課後、俺は望園海に呼びだされ一緒に帰ることになった


帰宅中、望園海に家に来てくれと言われた


ヒャッフゥゥッッッ! 遂にフラグがたった!と 浮かれていた俺だったがいざ望園海の家につくと日曜大工に使うような道具を持たされた


何でも雨漏りしている箇所を直して欲しいらしい


唱「先に雨漏り直してくれって言っとけよ」


海「あれ?言ってなかったっけ?」


唱「言ってねぇよ」


海「いや~ この間の台風で雨漏りしちゃっててさ。直してくれたら宿題手伝ってあげるからさ」


唱「もうお前ん家についたからな 仕方ねぇな」



ちなみに望園海の家はもの凄く古い家だ


最近は来てなかったから久々に見てみるとお化け屋敷のようだ


幽霊ていうか妖怪が出そうなくらいだ


唱「なぁ」


海「ん?何?」


唱「そういえばお前の家族構成知らねぇなっと思ってな」


海「ああ‥‥言ってなかったけ?私の母親昔病気で死んじゃったから父親と二人暮らしだよ~」


唱「ふーん 父親今仕事中なんだろ?何の仕事してんだ?」


海「えっとね‥‥ 自販機とか作ってる工場で働いてるんだよ~」


唱「へ~」


そんな会話をしながら雨漏りを直していると気づけばもう夜中だった


唱「お もうこんな時間なのか‥‥ ん?なぁ海 親父さんいつ帰ってくんだ?」


海「ああ 今日は仕事で忙しいらしいから帰ってこないよ」


唱「へぇ そうなんだ」


海「そんなことよりお腹すいたね~ なんか作るからまってて」


唱「ん?いや家帰るからいいよ」


海「え?今日泊まるんでしょ?」


唱「はぁ!?何いってんの?」


海「だって宿題するんでしょ?今日」


唱「いやいや たしかに手伝ってくれるって言ってたが別にいつでもいいしそれに今日は父親いないんだろ?」


海「?だから今日がいんじゃない?それに私明日からしばらくいないしね」


唱「いやいやいや ひとつ屋根の下で男女ふたりはまずいぜ!?」


海「いまさら何言ってんの~ 昔よく泊まってたじゃない」


唱「そうだっけ?まぁ別に幼なじみだからいいかな」


海「そうだよ じゃあご飯作ってくるね~」


望園海は台所にいった


俺はリビングで(和風の屋敷って感じだから某国民的おっちょこちょい奥さんのアニメでよくみるあんなかんじの部屋だ)待っていた


さっきはああいったものの内心超テンパっていた

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