16 はじまりの『アルディア』
※短いです
星だけが、瞬いている狭間から はじめの神さまが、現われました
宙を統べるこの神さまは、何もないこの場所で 二つの円を描くように、
手を大きく振りました
円のまわりに、星々のひかりが ふわりふわりと、集まって 光の雲になりました
雲が大きく、ひとつに集まってゆくと 別のふたりの神さまが現れて、
ゆるりるゆるりと、 ただよう雲を杓でかき混ぜて
ゆるりゆるりと、泥のようにしてゆきました
三人の神さまが現れ ひとりは泥で大地を作り、ひとりは海を
風が吹いて、明るい空が現れました
もうひとりは、大地にこの空を作って、言いました
『ア・ル・ディア』
その声を号令に、若い神々が、多く、集まってきました
それぞれがそれぞれで、協力をしながら
川を作り、山を作り、草や木々を生やし 豊かな大地を作ってゆきました
豊かな大地は、生きものたちを生み ひと、が生まれてゆきました
空の神は、三人の姉妹の女神を呼んで
大神の作った光る雲で《時》を作るようにいいました
三人の女神は光る雲を、
ひとりは集め、ひとりは依り、ひとりはちょうど良いように
くるりくるり、
くるりくるり、
くるりくるりと 《運命》を紡いでゆきました
こうしてそこは《アルディア》とよばれるようになりました
『アルディア はじまりの絵本』より
短いですが、明日は二回更新する予定です よろしくお願いします




