第10話 久高行き
久高行きの返信を送った夜は、変な夢を見なかった。
代わりに、妙に現実的な不安だけが、布団の中でうごめいていた。
本当に行っていいのか。
行って、何が分かるのか。
何も分からないまま、ただ怖い思いをするだけなんじゃないか。
そんなことを堂々巡りしながらも、朝は来る。
カーテンの隙間から差し込む光が、いつもより少し白っぽく見えた。
「にぃにぃ、起きてる?」
ドアの向こうから、璃子の声。
「起きてる」
返事をすると、すぐにドアが開いた。
「よし、遠足モードだ」
言いながら入ってきた璃子は、いつもより早くからフル装備だった。
リュックを背負い、キャップをかぶり、首にはタオル。
リュックの横には、水筒と、やたら膨らんだポーチ。
「そんなに張り切るイベントじゃないからな?」
「いやいや、神の島ダンジョンだよ? 準備は大事」
「だからダンジョンじゃない」
「お菓子も持ったし、着替えもタオルもオッケー。モバイルバッテリーも完備」
「遠足のしおりに『お菓子は500円まで』って書いてありそうなテンションだな」
「いるじゃん、そういうの守らないやつ」
自分がそのタイプであることに、一切の自覚がない。
「にぃにぃは? 準備できてる?」
「まあ」
机の上には、昨日のうちにまとめておいたリュック。
替えのシャツとタオル、最低限の洗面道具、折りたたみ傘。
それから、ツルおばぁの手紙のコピーと、小さなノート。
白い神石は、胸ポケットに入れてある。
「なんか、にぃにぃの荷物、社会人っぽい」
「社会人だからな?」
「もうちょいロマン詰め込んでもいいのに。ツルおばぁの写真のコピー、私の分は?」
「お前のリュックのサイドポケット」
「おお、気が利く」
璃子はリュックをガサゴソと漁り、プリントを取り出した。
「よし、これでイベントアイテムは揃った」
そこへ、廊下から由美の声。
「二人ともー、車準備できてるよー」
「はーい」
璃子が返事をして、先に出ていく。
陽翔は、最後にもう一度だけ机の上を見回した。
何か忘れ物があるような気がして、でも思い出せない。
小さく息を吐いて、部屋を出る。
◇ ◇ ◇
玄関を出ると、朝の空気は少しひんやりしていた。
まだ太陽は高くない。
名護の街も、完全には動き出していないように見える。
家の駐車場には、由美の車と、もう一台見慣れない白いコンパクトカーが停まっていた。
運転席の窓が下りて、手がひらひらと振られる。
「おはよう」
真帆だった。
髪を後ろでざっくり束ね、ラフなシャツにジーンズ。
助手席には美琴が座っていて、手帳を膝に置いている。
「もう来てたのか」
陽翔が近づくと、由美が車の横で腕を組んでいた。
「早いね、真帆ちゃん」
「久高行きは朝イチの船が一番さ」
真帆が笑う。
「それに、陽翔はよく寝坊するから、余裕持って来ないと」
「昔の話持ち出すな」
「起こしに来てもらってたよね、よく」
由美まで乗っかってくる。
「ツルおばぁの家行く前に、うちに寄ってから一緒に行ってさ」
「それは……まあ」
否定できないのが悔しい。
「はじめまして」
助手席から降りてきた美琴が、ぺこりと頭を下げた。
「昨日はちゃんと挨拶できなくて……南風原美琴と申します。本日はよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくね」
由美がにっこりと笑う。
「真帆ちゃんの後輩さんね。大変でしょ、あの子に付き合うの」
「いえ、あの……勉強になります」
困ったような笑顔が、いかにも真面目そうだ。
「じゃあ、私はここまでね」
由美が、陽翔と璃子を見る。
「気をつけて行ってきなさい」
「母さんは?」
「私は仕事あるさ。今日は午後から役所回り」
「ああ、そうか」
「ツルおばぁにも、ちゃんと挨拶してきなさいよ」
「拝所から中継できたら、やっとくさ」
軽口の裏に、本心が少しだけ滲む。
由美は小さく笑い、陽翔の胸を軽く小突いた。
「変なとこでマブイ落とさないでよ」
「マブイグミのやり方は習ってるから大丈夫」
「拾いに行く前提で行かんでいいわけよ」
そんなやりとりを聞いていた真帆が、ニヤリとした。
「じゃあ、今日は『マブイ落としてないか確認する調査』ってことで」
「そんな研究テーマあるのか」
「今作った」
自分で言って、肩をすくめる。
「じゃ、時間もったいないし、そろそろ行こ」
「車、どっちに乗る?」
璃子がきょろきょろと見回す。
「真帆の車に乗って。うちのは今日使わんから」
由美がそう言うと、璃子は「やった」と小さくガッツポーズをした。
「助手席!」
「危ないからダメ」
真帆が即答した。
「助手席は陽翔。璃子は後ろで美琴と一緒」
「差が激しい」
「寝そうだから」
「それは否定できない」
完全に見抜かれている。
結局、陽翔は真帆の隣、璃子と美琴は後部座席に乗り込むことになった。
シートベルトを締めると、エンジンの振動が足元から伝わってくる。
「行ってきます」
由美にそう声をかけると、「行ってらっしゃい」と手を振ってくれた。
白い車は、静かに走り出す。
バックミラー越しに、家と由美の姿が小さくなっていく。
◇ ◇ ◇
名護の市街地を抜け、海沿いの道に出る。
左手に広がる海は、まだ少し眠たそうな色をしていた。
「で、安座真港まで行くってこと?」
窓の外を見ながら、陽翔が聞いた。
「そう。久高行きの船は、安座真から出るからね」
真帆がハンドルを握りながら答える。
「名護からだと結構距離あるさ」
「まあ、沖縄はどこ行くにも車だし」
「バスで行くって言ったら、逆に引かれるでしょ」
「確かに」
後部座席から、璃子が顔を出す。
「まほねーねーって、毎回南部まで通ってるの?」
「那覇に住んでるからね。今日は名護寄ってから南部コース」
「移動だけで経験値溜まりそう」
「経験値って言わないで、データって言って」
「やっぱ研究者だ」
そんな軽口の後ろで、美琴は静かに窓の外を見ていた。
視線の先には、朝の光を受けてきらきらと光る海。
風の流れが、車の進行方向とは別の方向から、微妙にずれているような感覚があった。
「南風原さん、酔ってない?」
ミラー越しに真帆が聞く。
「だ、大丈夫です。車酔いはあまりしませんので」
「じゃ、久高の話でもしよっか」
真帆は、ハンドルに片肘を乗せた。
「陽翔、久高行くの初めて?」
「多分な」
「多分?」
「夢でなら何回も行ってる気がするけど」
口にしてから、「しまった」と思った。
「夢で?」
すかさず真帆が食いつく。
「どういうの?」
「いや、大した話じゃない。拝所みたいな場所が出てきて、泉があって……」
説明しようとした瞬間、胸ポケットの神石が、かすかに震えた。
一瞬だけ、視界の端に白い光がにじむ。
「にぃにぃ?」
璃子の声が遠く感じた。
ハンドルの脇に吊るされているお守りの紙が、風もないのに揺れているように見える。
車の外、海の向こうで、人の声のようなものがかすかにした。
……まぶやー。
誰かが呼ぶ声。
……うーてぃくーよー。
「陽翔!」
真帆の声で、はっと我に返る。
「なに、ぼーっとしてんの」
「いや、ちょっと……」
神石を握りしめると、さっきまでのざわざわが嘘のように消えた。
「顔、少し青いです」
美琴が心配そうにいう。
「酔いましたか?」
「大丈夫。寝不足だと思う」
ごまかす。
本当は、酔っているわけではない。
ただ、さっきの声が誰だったのかが、どうしても気にかかった。
「まあ、あんまり無理しないで」
真帆は、それ以上追及しなかった。
「久高の話は、島に着いてからゆっくりしよ」
車は高速道路に乗り、南へとひた走る。
◇ ◇ ◇
安座真港に着く頃には、太陽はだいぶ高くなっていた。
港の駐車場には、観光客らしきレンタカーが何台も並んでいる。
船の待合所からは、家族連れや学生グループの声が聞こえてきた。
「思ったより人多いな」
「土曜だしね。海もきれいな時期だし」
真帆はそう言いながら、出航案内の看板を確認する。
「久高行きは……十時の便。ちょうどいい」
「時間、余裕あるさ」
璃子が、売店の方を見て目を輝かせる。
「にぃにぃ、ソフトクリーム食べていい?」
「船乗る前にやめとけ。絶対酔う」
「酔ってもマブイグミしてもらう」
「アイスでマブイ落とすな」
そんなふざけたやりとりをしながら、チケットを買い、乗り場へ向かう。
岸壁から見える海は、思った以上に透明だった。
水面のすぐ下まで、魚影や海藻がはっきり見える。
「やっぱり、海の色が違いますね」
美琴が、小さく感嘆の声を漏らした。
「そう?」
「はい。ここらへんの海は、空の青だけじゃなくて、下からの光も混ざって見える感じがします」
詩的な表現だな、と内心感心する。
「南風原さん、ロマンチスト説」
璃子がすぐ茶化した。
「あ、いえ、その……」
美琴が慌てて手を振る。
「褒めてるから大丈夫」
真帆がフォローを入れた。
「ここらの海は、昔から『神さまの通り道』って言われてるからね。光も影も、普通の海より濃いのかも」
「影も、ね」
陽翔は、その言葉にだけ引っかかった。
港のアナウンスが、久高行き乗船の案内を始める。
人の列ができ始めた。
「じゃ、行こっか」
フェリーと言うには少し小さい、中型の船。
揺れが心配だった璃子は、真っ先に甲板ではなく船内の席に向かった。
「甲板出ないのか?」
「出たいよ? でも三半規管が弱いという宿命」
「なるほど」
結局、陽翔たちは窓際の席に陣取ることになった。
エンジンの音が低く響き、船がゆっくりと離岸する。
港が遠ざかり、安座真の防波堤の先端が小さくなる。
窓の向こうで、波が規則正しく立っては消えていく。
「にぃにぃ」
璃子が小声で話しかけてきた。
「やっぱテンション上がるわ、船」
「さっき酔うから静かにしてろって言ってた奴が何言ってんだ」
「テンションと三半規管は別問題」
そのやりとりを聞きながら、真帆はスマホを取り出し、なにやらメモを確認していた。
「何見てるんだ?」
「島で聞きたい話のリスト。ナミさんに聞くこととか、宮城さんに確認したい伝承とか」
「ナミさん?」
「久高のノロさん。今日案内してもらう予定」
さらっと出てきた固有名詞に、陽翔は目を瞬かせる。
「もうそんな段取りまで決めてたのか」
「そりゃそうでしょ。フィールドワークは準備が肝心」
「さすがまほねーねー」
後ろから璃子が感心したような声を出す。
「ノロさんって、神様関係の人?」
「ざっくり言えばね。神に仕える女性の役」
真帆は、美琴に視線を向けた。
「南風原さんちも、その筋だよね」
「はい。うちは本島の方ですけど」
美琴は、少し恥ずかしそうに答える。
「うちはうち、久高は久高で、また別の系統です」
「でも、“見える”のは共通かもね」
真帆が、意味ありげにそう言った時だった。
船が、ふいに大きく揺れた。
「わっ」
璃子が、思わずシートの手すりを掴む。
「大丈夫、ちょっと波が高いだけ」
真帆が落ち着いた声で言う。
船体が波を切る音が、窓の外から聞こえる。
窓ガラスの向こうで、白い波頭が砕けるのが見えた。
その瞬間。
ザァァァァ……という音が、ぴたりと止まった。
まただ、と陽翔は思った。
海面の泡が、中途半端な形で固定される。
飛び散った水しぶきも、空中で止まる。
船内のアナウンスも、人の話し声も、全てが消えた。
色だけ残って、音だけが抜け落ちた世界。
「……」
胸ポケットの奥で、神石がかすかに熱を帯びる。
どこか遠くから、水の滴る音が聞こえた。
ぽちゃん。
ぽちゃん。
静まり返った泉の底から、誰かが呼んでいるような。
――まだ。
――まだ、おりてくるなよ。
耳元で、女の声がした。
聞き覚えのある響き。
柔らかい方言。
ツルおばぁに、似ていなくもない。
振り向いても、誰もいない。
「陽翔!」
不意に叫ばれて、視界が戻る。
波の音。
エンジンの振動。
人のざわめき。
全部が一度に押し寄せてくる。
「お、おい見て!」
誰かの声。
窓の外を見ると、甲板の方で小さな騒ぎが起きていた。
風に煽られて、少年の帽子が空に舞い上がる。
それを追いかけようとして、少年が手すりから身を乗り出していた。
「危ない」
美琴が、思わず立ち上がる。
帽子は風に吹かれ、海の方へ飛んでいく。
少年の足元の影が、窓越しにも分かるほど、ぐにゃりと伸びた。
あの交差点で見たものと同じ、黒いもや。
「……っ」
美琴は、本能的に手を胸の前で組んだ。
しかし、ここから甲板までは距離がある。
直接声をかけるには、遅い。
「璃子!」
隣に座っていた璃子の肩を、陽翔は咄嗟に掴んだ。
「え、なに?」
「ここ、代わってくれ」
席をずらし、通路側に出る。
立ち上がった瞬間、また世界の音が少し遠ざかった。
少年の動きだけが、スローモーションみたいに見える。
手すりにかけた足が、外側へ滑りそうになっている。
時間が、引き延ばされる。
間に合わない距離じゃない。
でも、普通に走ったらギリギリだ。
「……っ」
頭で考えるより先に、体が動いていた。
足が床を蹴る。
通路の椅子の隙間を縫うように、船内を駆け抜ける。
自分でも信じられない速さで、ドアに手が届いた。
ドアを開け、甲板に飛び出す。
潮風が、一気に顔を打つ。
少年との距離が、一瞬で縮まる。
止まっているように見えた時間が、わずかに動き出した。
少年の体が、前に傾く。
「おい!」
叫びながら、腕を伸ばした。
間に合う。
そう確信した瞬間、胸ポケットの神石が熱を発する。
すっと、視界がクリアになる。
次の瞬間には、少年のパーカーのフードを掴んでいた。
「うわっ!」
少年の体が、手すりの内側へ引き戻される。
バランスを崩し、そのまま甲板に尻もちをついた。
「だ、大丈夫か」
息を切らしながら問うと、少年は目を丸くしてこちらを見た。
「……はい。帽子が……」
海の上を漂う帽子を見て、今さらのように顔を歪める。
「帽子は、まあ……」
取りに行くわけにもいかない。
そう言いかけたとき、追いかけるように強い風が吹いた。
海の方へ飛んでいったはずの帽子が、風に乗って軌道を変え、甲板の床に落ちる。
「え」
少年が目を瞬かせる。
帽子の縁をかすめるように、細い旋風が立ち上る。
その中に、さっきまで少年の足元にまとわりついていた黒いもやが混ざっているのが、一瞬だけ見えた。
風がそれを千切り、空へと散らす。
「……」
甲板の入口のところに、美琴が立っていた。
胸の前で組んでいた手を、そっとほどく。
彼女の髪が、風に揺れている。
「帽子、戻ってきましたね」
静かな声。
「う、うん……ありがとうございます!」
少年が、帽子を拾い上げて頭を下げた。
「いや、俺は別に……」
陽翔は、少年のフードから手を離した。
足元の影は、ただの影に戻っている。
「す、すみません、うちの子が……!」
慌ててやってきた母親らしき女性が、何度も頭を下げた。
「いや、大丈夫です。怪我してないなら」
そう言って軽く笑ってみせると、女性は安堵の息をついた。
「ほら、ちゃんとお兄さんたちにお礼言いなさい」
「ありがとうございました!」
少年が、帽子を押さえながら甲板の奥へ戻っていく。
その背中を見届けてから、陽翔は大きく息を吐いた。
心臓が、まだ少し早く打っている。
「……ナイスカバー」
いつの間にか隣に来ていた真帆が、肩を軽く叩いた。
「見てたのか」
「船内から」
顎で窓の方を示す。
「タイミングが、ちょっと普通じゃなかったね」
「そんなことないだろ」
「自分で分からないなら、それでいいけど」
真帆は、それ以上は踏み込んでこなかった。
かわりに、美琴に目を向ける。
「風、ありがと」
「いえ……勝手に吹いただけです」
美琴は、少し視線をそらした。
「帽子が戻ってきたのは、たまたまです」
「たまたまね」
真帆は、明らかに信じていない顔をした。
「にぃにぃ!」
後ろから璃子が駆け寄ってくる。
「すごかったよ今。ダッシュ力。完全にスローモーション抜けてた」
「何だよその表現」
「ゲームで言うところの、世界がラグった中で自分だけ動けるやつ」
「ラグじゃ困るだろ」
陽翔は、苦笑いを浮かべた。
でも、感覚としては近かった。
周りが遅くなり、自分だけが普通に動ける時間。
「怪我してない?」
璃子が、陽翔の腕をつつく。
「転んだら、それはそれで笑ってたけど」
「笑いの基準がひどい」
そんなやりとりをしているうちに、船内アナウンスが流れた。
『まもなく久高島に到着します。揺れますので、お座席にお戻りください』
窓の向こう、水平線の上に、細長い陸地が見えてきた。
「久高……」
小さくつぶやいた声が、自分のものかどうか分からなかった。
島の輪郭が近づくにつれて、胸の奥がざわざわと騒ぎ始める。
帰ってきたような感覚。
でも、同時に、初めて来る場所のような恐怖。
相反する感情が、ぐしゃぐしゃに絡まっている。
「にぃにぃ」
璃子が、袖をつまんだ。
「怖くなったら、マブイグミしてあげるよ」
「お前が?」
「まーぶいまーぶい、うーてぃくーよー、って」
真似をしながら、笑ってみせる。
その笑顔が、少しだけ緊張しているのを、陽翔は見逃さなかった。
「頼りにしてる」
そう言うと、璃子は「ふふん」と鼻を鳴らす。
「まほねーねーもいるし、美琴さんもいるし。パーティは万全」
「ゲームじゃないって言ってるだろ」
「でも、セーブはしとこうね」
璃子は、胸の前で手を合わせた。
「ツルおばぁ、ちゃんと帰ってくるから見てて」
その言葉に、陽翔も小さくうなずく。
胸ポケットの神石が、ほんの少しだけ温かくなった気がした。
船は、ゆっくりと久高島の港へと近づいていく。
白い防波堤。
小さな待合所。
その先に、まだ見ぬ拝所と泉がある。
そこに何が待っているのか、まだ誰も知らない。
ただひとつ確かなのは――
この島に足を踏み入れた瞬間から、もう後戻りはできない、ということだけだった。




