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二つの書物

テール達が学術都市オシエーテに着いた時には周りは暗くなり始めていてオシエーテの大きい建物の灯りが見渡す限り続いて灯っていた。建物が灯す灯りなのかそれとも違う何か?都市の入口から見える風景の中にオーラを放っている建物があった。その建物はこの学術都市オシエーテで一番大きいオスタリア図書館だった。オスタリア図書館を見ていたがさらに辺りは暗くなっていた為に今日はいったん宿屋に泊まって明日の朝にオスタリア図書館に行ってアースの場所を調べる事にした。テール達は宿屋を探し回って宿屋を見つけると中に入り泊まる部屋があるかを確認した。泊まる部屋があって宿屋の主人がテール達を案内してくれて自分達の部屋に入るとテール達は今まであった事を整理し始めた。整理が終わると宿屋で出された料理をおいしく食べて眠りについた。朝になって宿屋を出るとオスタリア図書館に向かって歩きだした。ロストは伝説について調べに来る人間をオスタリア図書館で待っていていつも通りロストは図書館の中を見回っていた。

 しばらくしてオスタリア図書館に着くと入口の重厚な扉から入っていった。アースの場所が書かれた書物を探す為に・・・・・・オスタリア図書館の外にはカオス教の集団が見張っていた。テール達が図書館の中に入ると中央に広さのある受付があって三階層になっている所に書物がぎっしりと入っているのが見えていた。図書館の中で最大級の書物を読む為に多くの人々がこの場所に来ている。とりあえず受付で昔の地名や伝説についての書物がある場所を聞いた。受付でその書物がある場所を教えてもらったその場所に向かった。その様子をロストは受付から近い所からテール達を見ていてテール達が戻って来るのを待つ事にした。テール達は目的の場所の三階層の一番上にあって階段を使って辿り着いた。テール達はそこの棚にある書物を手分けして読み漁った。数時間後・・・・・・テール達はアースについて書かれている書物を見つけられなかった。このオスタリア図書館でもアースについての書物がなかったのか?とがっかりしながらも受付に戻り図書館を後にしようと入口に向かおうとしていると図書館の人間らしき人間に声をかけられた。声をかけてきた人間はロストという名前でロストに「探し物は見つかりましたか?」と言われてテールは無かったと答えるとロストに書物の内容を聞かれた。アースという場所について探していると答えるとロストはアースの場所についての本はこの場所ではなく特別な部屋にある事とその本は禁断の書と呼ばれていることも教えてくれた。そしてロストはその場所に案内すると言ってその場所へと歩きだした。テール達はロストの後について歩きだした。

 ロストの後について行くとテール達は管理者の中でも一握りしか入る事が出来ないエレベーターの前に着いた。ロストは管理者権限があるエレベーターの前で立ち止まってカードを取り出すとそのカードを使ってエレベーターを動かしてテール達と一緒に図書館の最深部へと向かった。図書館の最深部に着くとそこにはたくさんの本棚が書物に入っていた。その本棚に入っている書物は上の場所にある書物とは少し違う感じがしていた。ロストは最深部のさらに奥へと進んで行った。テール達もロストの後をついて奥に行くとロストが足を止めてその場所にある書物を二つこちらに差し出してきた。テールは差し出された書物を手に取って本のタイトルを見た。本のタイトルの一つ目は英雄伝説と書かれていて二つ目は裏英雄伝説と書かれていた。ロストはその二つを読めばわかると言ってきたのでテールはロストに言われた通りその書物を読み始めた。テールは英雄伝説と書かれた本から読み始めた。読み始めるとアースのだいたいの場所がわかってきた。それと同時にこの英雄伝説の中にある三つの謎があることに気づいた。その謎をみんなに話す前にもう一つの裏英雄伝説を読んでみた。裏英雄伝説の中身は英雄伝説に書かれていた英雄を利用して魔王を倒そうとしている内容だった。その中に出てきた人間の名前が書かれていたが文字が消えかかっていて読めなかった。二つの書物を読んだテールは英雄伝説での謎をロストに聞くとロストは「すべての謎はアースに行くとわかる」と言ってきた。テール達はその言葉を信じてお礼を言うと図書館の最深部から図書館の入口まで戻ってきた。そしてテール達はアースまで行く為にオシエーテの町を出て歩きだした。

 ロストは図書館の最深部を去って行く三人組の後ろ姿を見届けた後奥に置いてあった机からもう一つの手紙を出した。その手紙は前に見た手紙と一緒にあったがまだ中身を見ていなかった。ロストはその手紙の中身を見る事にするとその手紙には【この手紙を見た人に伝えたい!!英雄パルが時を越えて現れるはずだ。その時は手を貸してやってほしい。 ロストリア】と書かれていた。ロストはロストリアの名前にこの手紙が五千年前からあった事に驚いた。ロストは時を越える術の事を知っていたが英雄パルがその術を使える事は知らなかった。ロストは来るかもしれない英雄パルを待ち続けた。

 テール達がアースにやって来る数時間前、ゼルスとタリスタはアースでテール達が来るのを待っていた。一つの懸念点があってフードを被ったカオス教が自分達を狙ってくる可能性を考えていて対策を練る事にした。ゼルスとタリスタは考えた上でタリスタからある術の存在を聞いてその術を使う事にした。タリスタが術の詠唱をしてその詠唱にゼルスが続いて詠唱した。すると術の効果で自分達の分身を作り出した。術で出来たその分身は見た目も自分達にそっくりで能力や記憶もコピーされた精巧な分身だった。ゼルスとタリスタは術で作られた精巧な分身をこの場で待たせて自分達はフードを被って近くに身を隠して周辺の様子を窺った。


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