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突如現れる英雄

 タリエット達が作った長い月日をかけてそれぞれの能力を使ってその集落の規模を拡大させて大きな町へと変化させていった。長い月日の中でタリエットと共にいた人間達はそれぞれ新たな目的を持って違う場所へと旅立っていったがタリエットはその場に残り町になった集落で代表者として頑張っていてその特異な能力のせいなのか見た目も変わらない状態になっていた。タリエットが代表として頑張っていた町は名前をアナタリアと呼ばれてさらに繁栄を極める事になる。そしてタリエットを代表とする町は王国へと成長していき町の人間の勧めもあって初代国王にタリエットがなる事になった。アナタリアは王都となってタリエットは初代国王としての人生が始まった。

 術の扱いにたけたマリルはさらなる術の研究の為に世界を回りながらその場所で自分の知らない術があると一定期間留まって術を会得していった。世界中にあった術を会得した後にマリルは王都アナタリアへと戻ってきて王都アナタリアのある場所で魔法屋を始めだした。魔法屋をしながらその魔法屋で魔力をコントロールする技術を身に付けていった。メリエルは剣の修行をする為に王都アナタリアを離れてかなり遠くまで強い人間を探し回っていた。剣の修行に限界はなく自分の限界を越えて修行を続けていた。剣の修行には長い月日がかかってしまった。トルエリタは王都アナタリアを出るとエリザレス山脈へと向かいその場所に他の人間に見つからないような場所に小屋を作り人との接触を控えた。その場所でトルエリタは高度な文明があった時に見たあの光景を書物に纏める事にしながら生活を続けた。

 王都アナタリアの繁栄は初代国王になったタリエットの力が大きかった。王国になって王都アナタリアに城が築かれてその城の中に国王の部屋が作られた。タリエットは自分の部屋でくつろいでいたが突然何か特別な気配を感じた。タリエットはその気配が何かはわかっていなかったがその気配がする場所を探して城の中を歩き続けた。その特別な気配を探しているとその特別な気配は地下の方から感じていて地下から感じる気配を追って地下へと進むと牢屋があった。牢屋を見ていると牢屋の壁から気配を感じたタリエットは兵士にその気配を感じた壁を壊すように指示を出した。兵士はタリエットの言葉に驚いたがタリエットの指示を受けて牢屋の壁を壊し終わるとそこには怪しげな靄が見えていた。だがその靄が見えていたのはタリエットだけで兵士はその靄が見えていなかった。タリエットは導かれるようにその靄の方向に進むと靄の中へと消えていった。靄が見えていなかった兵士は突然タリエットが消えた事に驚いていた。

 靄の中へと消えたタリエットが靄の中を進んで行くと靄が消えている場所が見えてきた。タリエットはその場所に向かうとそこには見た事の無い風景が見えていた。

 平行世界ミラーの人間は一人の人間の言葉で自分達の世界とは違う世界がある事を知ってしまった。その出来事から数年の時間が経ってしまっていて別の世界に行った人間が使った遺跡は結界によって誰も入れないようになっていたが数年経ってその封印が解け始めていた。闇の世界になっていたこの世界が待ち続けた英雄の出現を歓迎するかのように・・・・・・封印が解け始めた遺跡の中を光が包み込んでいった。包み込んでいった光が消えたその時、遺跡の中に一人の人間が立っていた。その人間は靄の中を進んでいたタリエットでタリエットのオーラは闇に染まった世界ではものすごく輝いていた。タリエットは自分の今いる状況をまだ把握する事が出来ずにいたが一歩一歩と遺跡の中を歩き続けて遺跡の外に出た。タリエットは遺跡の外に出ると今いた場所の把握は出来たがさらに状況を確認する為にとりあえず近くに町があるかを調べる為に道を歩きだした。タリエットはしばらく歩き続けると目の前に町を発見するとその町へと走りだした。町へと辿り着くと町を探して歩き続けていた時にも感じてはいたが人は絶望に支配されていた。タリエットは『なんだ?この絶望に支配されたかのような人間の顔は・・・・・・』そう思いながら活気のない訪れた町の中を進んで行くと一人の人間に出会った。出会ったその人間は活気のない町の中で少しだけ異様な雰囲気を持っていた。タリエットはその人間に話しかけるとその人間は「お前は誰だ!!」と言ってきた。タリエットはその人間に名前を名乗った。タリエットだと・・・・・・

 タリエットが名乗るとその人間も名前を名乗ってきた。名乗ってきた人間の名はアリエルムと名乗り「何のためにこの町にやって来たのか?」と聞いてきたのでタリエットは「分からない・・・・・・わからない・・・・・・ここは一体何処だ?」と素直な思いで聞き返すとアリエルムはタリエットが全く何もしらないとわかるとこの世界で起こっている事を話しだした。タリエットはその話に耳を傾けた。

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