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平行世界の平和

タリエットは三方向の真ん中の道を進みサタスンは左の道をアリエルムは右の道を進んで行った。右の道を進んで行ったアリエルムは強く怪しい雰囲気が漂うその道をゆっくりとゆっくりと敵を倒しながら進んでいく。アリエルムが進んだ道はしばらく一本道で向かって来る敵を倒して進むと少し広い場所に辿り着いた。「誰だ!!」アリエルムは目の前に見えた人間に叫んだ。左の道を進んだサタスンは曲がりくねった迷路のようになった道を進んでいて何処からかわからない場所から敵が現れて中々進めないでいて進むのに時間がかかりそうだった。真ん中の道を選んだタリエットは進んで行くと何かの仕掛けが作動したのか凄い音が響いた。タリエットは凄い音にも関心を持たずにさらに進もうとすると凄い音で作動した仕掛けがタリエットを襲っていた。タリエットはその仕掛けを一つずつ一つずつ攻略しながら進んだ。それぞれがそれぞれの道を進んでいた。

 あるエルムが誰かを見つけて叫んだがその人間が返事をする事はなかった。仕方なくアリエルムは警戒しながらその人間に近づきながらいつでも戦えるように準備をしていた。相手との距離が近くなると相手はアリエルムに攻撃を仕掛けてきた。アリエルムはその人間の攻撃を躱していた。その人間の剣がアリエルムの目の前を通り過ぎていった。アリエルムはすぐさまその人間に攻撃をした。その人間もアリエルムの攻撃を読んでいたのか攻撃を躱した。そして二人は少し距離を取って向かい合った。一方その頃、サタスンはまだ迷路のような道をひたすら進み続けていた。進み続けていると小さな部屋に辿り着いた。その小さな部屋には誰もいなかったが微かに残る何者かの気配を感じ取っていた。サタスンは気配を感じ取ってすぐ術の詠唱を始めた。誰もいない小さな部屋で術の詠唱だけが響いていた。サタスンは術の詠唱をしながらも『気のせいか』と思っていたその時、サタスンの術の詠唱を妨げる何かが飛んできた。誰もいないその場所から飛んできた物避けたサタスンの隣をまっすぐに抜けていった。サタスンは術の詠唱を速めていった。その間も闇から幾度も何かが飛んで来ていた。その光景はしばらくの間続いたがその時間が終わりを告げた。サタスンの術の詠唱が終わり部屋全体に術を放つと姿の見えなかった人間が姿を見せた。

 様々な仕掛けが作動した中をただひたすら前へ前へと進んでいた。悪意を持った魔王アサリゲスの集団が次から次へと現れては倒していった。進み続けていくと重そうな扉が見えた。タリエットはその扉を開くと扉は音を立てて開いた。目の前に闇のオーラを纏った人間がいた。その人間はタリエットが入ってくるとすぐさま名前を名乗った。アサリゲスだと・・・・・・タリエットとアサリゲスの戦いが今から始まる。

 アリエルムとその人間は向かい合ったまま動く事はなかった。いやお互いの力が拮抗している事を二人は知ってしまって動かない方がいいと判断したからだった。その場所を静けさが覆い尽くしていた。その静けさがどれくらい続くかはわからなかった。しばらく続いてその静けさに勝てなかったのかお互いに動き出した。お互いの剣が数回交差に受け止め合い少し距離を置いてまたすぐに攻撃を繰り返していた。静けさに剣のぶつかり合う音が追加された。その戦いはさらに続きお互いの体力が削りかけた頃に再び剣を交えた。今回はアリエルムの剣が戦っていた人間に一撃を与えた。一撃を受けたその人間は倒れ込んだ。アリエルムは戦いの疲れをとる為にしばらくその場所で休憩を取った。

 サタスンの術で姿を見せた人間はそのまま攻撃を仕掛けてきた。サタスンはそれにあわせるかのように向かっていった。二人は剣を振り絞って相手に攻撃をした。金属音が鳴り響いていたがそれと同時にサタスンは術の詠唱を開始していた。術の詠唱に気づいたその人間はさらに強硬にサタスンを攻撃していった。その人間の攻撃は強かったがサタスンの術の詠唱を止める程ではなかった。サタスンの術の詠唱は終わりその人間に術を放った。その人間はサタスンの術をまともに受けて後ろに吹き飛んだ。それを見てサタスンは攻撃を強めてその人間に一撃を与えその人間を倒した。そしてさらに道を進み始めた。

 タリエットとアサリゲスはお互いに距離を置きながら行動の機会をうかがっていた。タリエットとアサリゲスの間にはアサリゲスが放っている闇のオーラとタリエットが放っている光のオーラが見えないように戦っていた。見えないオーラの戦いにアサリゲスとタリエットものまれていた。しばらく対峙する展開が続いていたがアサリゲスはその間にも密かに術の詠唱を始めていた。タリエットが気づかない呟き程度の詠唱が進んでいてその時がやってきた。アサリゲスが術をタリエットに放ってきた。タリエットは急な事だったが何とか躱してアサリゲスに向かって攻撃を仕掛けた。アサリゲスはタリエットの攻撃に合わせて攻撃を仕掛けお互い移動しながら攻撃を続け剣の重なりあう音が響いた。休憩を終えたアリエルムとひたすら先を急ぐサタスンがタリエットとアサリゲスが戦っている場所へと急いでいた。タリエットとアサリゲスの戦いはさらに激しくなっていく。いったん距離を置いて息を整えた二人は再び攻撃をしていった。そんなタリエットとアサリゲスの戦いの場所にアリエルムとサタスンが辿り着いた。辿り着いたアリエルムとサタスンはそれぞれの行動を開始した。サタスンは術を詠唱しアリエルムはアサリゲスに向かっていった。アサリゲスは現れたアリエルムとタリエットの二人の攻撃を難なく躱し続けた。サタスンも術の詠唱を続け終わるとアサリゲスに術を放った。だがサタスンが放った術はアサリゲスの目の前に消えた。するとアサリゲスがサタスンに向かって「この場所では我以外の術は全く意味をなさない」と言って高笑いをした。アサリゲスはタリエット達がこの場所に来るまでにアサリゲス以外の人間がこの場所で術を使っても無効にする術を発動させていた。サタスンは術が効かないとわかるとすぐさまタリエット達の攻撃に参加した。三人の攻撃を受けてもアサリゲスは攻撃を躱していた。どうしたら魔王アサリゲスを倒せるのかを考えて攻撃をした。しばらくしてタリエットは魔王アサリゲスを倒す方法を一つ閃いた。そしてすぐさま行動を開始した。タリエットは持っていた特異な能力を使って光の玉を手の中に作り始めた。アサリゲスはタリエットを集中して攻撃をしようとしたがアリエルムとサタスンがそれを阻止しようと動いた。タリエットは光の玉をさらに大きくしていきアリエルムとサタスンがアサリゲスの攻撃を防いでいる時間を有効に使った。光の玉は大きくなるとタリエットは魔王アサリゲスに放った。アサリゲスと戦っていたアリエルムとサタスンはアサリゲスから離れた。光の玉はアサリゲスに当たりアサリゲスと覆っていた闇のオーラが消え去った。それと同時にタリエット達は魔王アサリゲスに攻撃をした。魔王アサリゲスは倒れ込んだ。タリエット達はアサリゲスの力を分割させて封印した。


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