さらに強い怪しい雰囲気
コクリーが倒れ込んだ後魔王アサリゲスの封印がさらに弱まったのを感じた。タリエット達は、魔王アサリゲスの封印の中へと入れるようになったのではないかと思い谷底を進んで封印の中へと入っていった。他の人間が入る事が出来なかった封印の中へとタリエット達は進んでいく。この先どうなっていくのだろうか?
魔王アサリゲスの封印の中は封印の外よりさらに怪しい雰囲気がさらに強く漂っていた。その強さは魔王アサリゲスの呪いではないかと思うほどだった。その強い怪しい雰囲気はタリエット達がいくら強くても少しずつ少しずつ体へと影響していった。タリエットとサタスンが先に進んでいるとアリエルムが強い怪しい雰囲気にのまれたのかタリエット達に攻撃を仕掛けて来た。アリエルムの只ならない気配を感じてその攻撃を躱したタリエットとサタスンは、攻撃を躱しながらアリエルムの行動を不能にする事を考えた。サタスンはある術の詠唱を始め出した。サタスンが術の詠唱をしている間タリエットはアリエルムの攻撃を受け止めていた。アリエルムの攻撃は、怪しい雰囲気の影響かさらに強くなっていた。しだいにタリエットはアリエルムの攻撃を受け止める事が出来なくなっていった。もうそろそろ限界が来ていたが、サタスンの術が何とか間に合った。サタスンの術をアリエルムに放つとアリエルムは動きを止めて眠ってしまった。眠ったアリエルムを抱えて何処か休める場所を探して歩き続けた。しばらく歩き続けると小さな小屋が見えてきてタリエット達はその小さな小屋へと向かった。小屋に入るとアリエルムを中にあったベッドに下ろした。アリエルムが元に戻るまで小屋でゆっくりと過ごす事にした。サタスンは、小屋の周りを少し見てくると言って小屋を出て行った。
サタスンが周りを見に行ってから数日後、アリエルムが目を覚ました。目を覚ましたアリエルムは、強く怪しい雰囲気の影響が無くなっていてその時の記憶も失っていた。タリエットは、その時の事をアリエルムに伝えると吃驚していた。そんな時小屋の扉が開いてサタスンが戻ってきた。そのサタスンから少し歩いた所に魔王アサリゲスが居そうな場所があったと報告を受けた。タリエット達は、小さな小屋を出てサタスンが見つけたその場所へと歩き出した。しばらく行くとサタスンが言っていたその場所が現れた。その場所は巨大な建物が建っていて魔王アサリゲスがいると思わせてしまうほどの怪しい雰囲気を醸しだしていた。タリエット達もその凄すぎる怪しい雰囲気に少し寒気がしてきていた。タリエット達は巨大な建物の中へと入って行った。
魔王アサリゲスがいるかも知れない建物の中は、今までよりも最も強い怪しい雰囲気がたちこめていた。中に入ったタリエット達の明るいオーラに引き寄せられたのかその建物の中にいた魔王アサリゲスを守る人間達がぞくぞくと近づいて来ていた。悪意を持ちながら・・・・・・タリエット達は、一瞬の隙も見せられないその建物の中を、悪意を持っていた集団を倒して進んで行く。進んで行くと三方向に別れている場所に辿り着いた。タリエット達は、三人一緒に進むかそれぞれ一人一人別の道を進むかを悩んでいた。タリエット達は悩み続けてそれぞれ一人一人が別の道を進む事にした。