魔王アサリゲス
アリエルムは、タリエットにこの世界に起こった事を話しだした。アリエルムは、この世界はミラーと呼ばれていて平和だったがアサリゲスという人間が光に包まれた後に闇に染まり魔王となって世界を闇の世界に変えたという事を聞かされた。タリエットはアリエルムに「魔王になったアサリゲスと倒せば世界は元の通りに戻らないか?」と聞いた。だがアリエルムは、「魔王になったアサリゲスは自分達のいる場所を封印で簡単に入る事が出来ないようにしてさらにアサリゲスを守る者を増やしているらしくその封印を解く事が出来ない」と答えた。さらにタリエットに「お前は平行世界の人間か?」と尋ねた。タリエットは、アリエルムの質問に『そうか!!それで見覚えのない場所にいるのか!!』と考えてこの世界の事を気づく事になった。タリエットは、アリエルムに「たぶんそうかもしれない!!そう考えるとこの世界の事を知らない事に理由がつけられる。でもなぜ平行世界であるこの場所に来たのか?それがわからない」と答えるとアリエルムは「もしかしたらこの闇に支配された世界を救う為にこの世界に来たのかも知れないな!!」と答えた。タリエットは、アリエルムの言葉にそうかそれに違いないと思いアリエルムに「魔王アサリゲスを倒しに行くからついてきてくれないか?」と言うとアリエルムは「わかった」と一言いうとタリエットとアリエルムはその場所を離れ魔王アサリゲス討伐へと向かう事にした。
向かいながらアリエルムにさらに話を聞くとこの近くに魔王アサリゲスが使った封印があると聞いて少し見に行くとこにした。しばらくすると目の前に闇のカーテンのような封印が見えてきた。タリエットがアリエルムに「これが例の封印か?」と聞くとそうだと答えた。タリエットは、自分が知っている術を詠唱し始めた。アリエルムは、タリエットが詠唱し始めた術が何かはわからなかったが只それを見守り続けた。術の詠唱は、さらに進みタリエットが詠唱を終わらせると目の前に見えている封印に術を放った。タリエットは、この術で封印が解けると思っていた。だが術が封印に当たると術はその封印に吸収されていった。タリエットは、術が封印に吸収されていく様子を見て「この術でも封印を解く事が出来ないか・・・・・・」そう呟いた。アリエルムは、タリエットの横でその様子を見てタリエットに「放った術はどういう術ですか?」と聞いた。タリエットは、アリエルムに術の内容を答えた。考えていた術が効かない事でこの封印をどうしたらいいのかを考え始めた。しばらく考えたが思いつかなかった。タリエットとアリエルムは、ひとまず封印が張られている場所の周りを進む事にした。進んで行くと封印が張られている近くに町があってその町へと進んだ。その町で疲れた体を癒す為にまず宿屋へと向かった。宿屋について中に入り泊まる部屋を決めるとしばらく部屋でゆっくりとした。ゆっくりとした後に情報が何か無いか探す為に酒場へと歩き出した。魔王アサリゲスの封印の影響か町は寂しさが溢れていた。寂しさが溢れている町の中を歩き酒場に辿り着いた。酒場に辿り着いて中に入ると酒場の中は少しだけにぎやかだった。魔王の封印の影響があるのだろうかと思いながらタリエットとアリエルムは奥へと進んでいった。奥に進んでそこでくつろいだ。しばらくくつろいでいたが、ある人間が話しかけてきた。タリエット達に話しかけてきた人間が名前を名乗ってきてサタスンと言った。サタスンと名乗った人間は、タリエットと同じようにこの世界の事を知らなかったようだった。タリエット達は、このサタスンも同じように平行世界から来た人間に違いないと思いサタスンに話を聞いた。