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旅の語り部へ

 パルとツクレードは、時を越える術を使いカオス教の教祖を追って時の狭間に入りこんだが、異変により今まで見ていた景色とは違う場所に辿り着いた。意識は時の狭間でリメリアとオルドラと離れ離れになった少し後からなくどうやってここに辿り着いたかはわからなかった。パルとツクレードは、状況を把握する為にとりあえず近くの町へと歩きだした。近くの町へと歩いている間ずっとツクレードと「ここは何処なのか?」と言い合いながら進んで近くの町に辿り着いた。町の中に入って町の人間に話を聞くと、時を越える術を使った前までいた世界から五千年の月日が経っている事がわかってきた。二人は、色々な話を聞いてカオス教の教祖がもしかしたら同じ時代に来ている事も考えて体を覆う布を買って顔を隠す事にした。近くにアリトリーという町があると聞いて昔行った事のある町だと思い出したが、どうやら五千年の時が過ぎて冒険者ギルドが出来ているらしかった。パルとツクレードは話しあってツクレードはカオス教の教祖について調べると言った。パルは近くのアリトリーの町の冒険者ギルドに行ってみる事にした。パルとツクレードは、二手に分かれて別行動をして情報を集める為に歩き出した。再び集まる場所をアリトリーの冒険者ギルドと決めて・・・・・・

 パルは、ツクレードと別れてからアリトリーへと歩き出していたアリトリーの町に行った時の事を思い出しながらしばらく歩き続けているとアリトリーの町に辿り着いた。五千年前は小さな町だったが、五千年経った今は町が大きくなっていた。町の中に入ると冒険者ギルドが何個も出来ていた。パルは、何個も出来ている冒険者ギルドの中で最も大きい冒険者ギルドに入る事にした。冒険者ギルドを見ていて大きな冒険者ギルドへと入っていった。その冒険者ギルドは、ゼウスという名前だった。その冒険者ギルドの中に入ると奥にある椅子に腰かけてあまり人と関りたくなさそうにした。そんなパルの思いが伝わったのか周りの人間は近づいて来なかった。そんな日々が数週間続いていた。

 一方その頃、パルと別れたツクレードは、カオス教の情報がありそうなアルカット神殿があった場所へと向かっていた。メイロー樹海を越えてエリザレス山脈も越えてさらに進んでいくとアルカット神殿へと辿り着いた。アルカット神殿に辿り着いたツクレードは、少しの見張りがいるのを見てまだカオス教の人間がいるのかと思いながら見張りを躱して中へと入った。中に入ったツクレードは、神殿の中をカオス教の人間に見つからないように探したがカオス教の教祖の姿は見つからなかった。ツクレードは、神殿の外に出るとパルとの合流の場所アリトリーの冒険者ギルドへと向かった。向かって歩き続けていたツクレードは、疲労でアトーの町の近くで倒れ込んでしまった。アトーの町の人間が倒れ込んだツクレードに気づいて町まで運び込んだ。運び込まれたツクレードは、町のある家に運ばれ疲れが取れるまでしばらくその場所で休息をとった。疲れが取れたのはそれから数週間たった後だった。ツクレードは、町の人間にお礼を言ってパルの元へと向かった。

 パルは冒険者ギルドで誰も近寄りづらい雰囲気を出し続けていた。その空間を一人の子供が突破してきた。その子供は、誰も近づこうともしなかったその空間を恐怖も無く近づいてきた。周りの冒険者は、その子供の行動に驚いていた。子供は、周りの人間の事を気にもせずにパルに「何をしているの?」と聞いてきたが答えなかった。普通ならそれで終わるはずだった。だが子供は諦めずにそれから一週間話しかけてきた。パルは、その子供の行動にあきれながらも子供に話しかけて旅の語り部だと嘘をついた。冒険者達は、パルに興味を持ちその子供に詳しく聞いていたがパルがついた嘘の通り旅の語り部だと言っていた。パルは、子供に魔王ゼルスとの戦いの物語を話してあげた。子供と冒険者は、その話に耳と傾けていた。それから数時間もその話をしていたが、冒険者ギルドの入口にツクレードの姿が見えた。ツクレードの姿が見えた所で話を終わりパルは冒険者ギルドを後にした。

 冒険者ギルドを出るとツクレードがカオス教の事を調べにアルカット神殿に行った事を伝えられた。カオス教は五千年後のこの時代まで続いている事が分かったが、カオス教の教祖はこの時代に時を越えてやって来ているのか?をとりあえずカオス教について調べる事にした。パルはツクレードと共にもう一度アルカット神殿に向かった。アルカット神殿に向かうとそこには誰もいなかった。ツクレードが来た時にはカオス教の人間がいたはずだった。今カオス教と教祖は何処にいるのか?その後カオス教の情報は得られる事はなかった。パルとツクレードは、アトーの町に戻るとそこで何かの情報がわかるまで過ごす事にした。それから数年の時が流れてしまった、パルとツクレードは、時を越える術で時の狭間を越えた副作用が出てきていて数年の月日が流れているにも関わらず姿が変わる事がなかった。


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