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パレットが向かった先

 パレットはサタスンから受け取った紙に書いてある文字を読んだ。そこには長老からある場所に行けと書かれていた。パレットは長老がなぜこんな事を書いたのか疑問に持ちながら長老の手紙に書かれていた場所にサタスンと向かう事にした。パレット達が魔王城の近くから手紙に書かれていたその場所への近道を通って目的の場所の近くまでやってくると集落らしきものが見えてきた。目の前に見えてきた集落らしきものに近づくと人間ではないフェアリー族が集まって作っている集落だった。パレット達はフェアリー族のいる里の中へと入って行った。入ってみるとフェアリー族の里は思っていたより栄えていて驚いていた。パレットの近くにいたフェアリー族に里の長老の事を聞いて長老のいる場所へと案内してもらった。案内人と一緒に長老の家まで行く途中フェアリー族の里の風景を眺めながら長老の家に辿り着いた。すると長老の家の扉が開いて長老が現れると手招きをして中へと入った。パレット達は長老の後をついていき中へと入った。中に入ったパレット達は集落の長老の手紙をフェアリー族の里の長老に手渡した。フェアリー族の長老は手渡された手紙を見ると納得したかのように頷き持ってきたパレット達にこの里で修行をしてもらうと言いだした。パレット達はその言葉に『自分達も手紙を見たがそんな事は書かれていなかったはずなのになぜ?』と思ったが長老はこの手紙には書いてあったと言って従うように言ってきた。パレット達は訳のわからないままに家に留まって長老の言う通り修行する事にした。訳のわからないままフェアリー族の里で修行する事になったパレット達はフェアリー族の長老に連れてこられて修行をする場所に辿り着いた。修行の場所に辿り着いたパレット達はフェアリー族の里の長老から「準備をしなさい」と言われて修行の準備を始めた。パレットはそれだけ厳しい修行だと覚悟をして準備をした後に長老に話しかけた。長老はパレット達の準備が終わったのを確認すると術の詠唱を始めパレット達にも一緒に術の詠唱をするように言ってきた。パレット達は戸惑いながらも長老の言葉通りに術の詠唱を始めた。術の詠唱を始めてから時間がある程度経った時に長老は術の詠唱を止めた。長老が術の詠唱を止めたと同時にパレット達も術の詠唱を止めた。長老の詠唱をまねていて何の術の詠唱か分からずに詠唱していたパレット達は長老に何の術を詠唱していたのかを聞いた。すると長老は一瞬戸惑いながら答えた。時を越える術だと・・・・・・

 今まで詠唱していた術が時を越える術だという事を聞いたパレット達は長老にその事を詳しく聞いた。長老は時を越える術について話しだした。時を越える術はフェアリー族に昔から伝わる術だと言って長老はさらにフードを被った集団が何故か時を越える術を使っている事を教えてくれた。パレット達はその言葉を聞いて驚いたが今日は修行を終えて休む事にした。休む為に修行の場所から長老の家に戻ってきたパレット達は長老の家の中に入ると家の中にあったある紙を見つけてしまった。その見つけた紙には「テール達は元気だろうか・・・・・・」そう書かれていた。書かれていた文章を見たがパレット達はその文章の意味をまだ知る事が出来なかった。パレット達はゆっくりと休み明日からの修行に備えた。そして朝になり修行の日々が始まる。今日もまたパレット達は修行を行う場所へと向かっていた。昨日と同じ道を進んでその場所に辿り着いた。初めてその場所に行った時には気づかなかったが修行の部屋は真っ白で普通の状態でその部屋に長時間いる事が無理だと思う部屋だった。昨日もこの部屋で長時間の間術を詠唱していたとは・・・・・・しばらくすると長老が現れて修行が始まった。今日の修行は昨日とは違う修行で時を越える術の詠唱には時間がかかってしまう為にその長時間の詠唱に必要な集中力を高める修行が始まった。長老から「集中するように」と言われ続けたが真っ白な部屋では長いこと集中が続く事が途切れそうになると長老が大きな声を出して集中するように気合を入れてきた。長老の声で途切れた集中を元に戻して今日の修行は終わりを告げた。それから数日は集中を高める修行が続きそれが終わるとようやく術の詠唱の修行へと移った。

 時を越える術の修行が数年続いていたある日、パレット達の元にある人物から手紙が届いていた。その手紙は数年の間連絡を取っていなかった集落の長老からだった。手紙には集落に急いで戻って来る事と書かれていた。その手紙を読んだパレット達はフェアリー族の里の長老の家で長老に会うと感謝の言葉を述べた後にフェアリー族の集落を出て自分達の集落への道を急いだ。数年の修行で時を越える術は会得する事に成功していたパレット達は少し寄り道をする事にした。パレット達は集落へと向かう道とは反対の道を進み王都アナタリアへと向かう事にした。しばらくして王都アナタリアに辿り着いたパレット達は数年の間で何か異変が起こっていないかを調べてみたが何もわからなかった。王都アナタリアで何も情報が得られなかったパレット達は王都アナタリアを出て集落へと道を急いだ。王都アナタリアへと向かった数日遅れた時間を取り戻す為に何日も休まずに急いでいてその間も雨が降り注いでいたり暑さが厳しかったりしても急いでエリザレス山脈までやって来ていた。パレット達はエリザレス山脈の山道を登り始めていくとパレットに異変が起こった。休ます進みながらエリザレス山脈の山道を登るには体力が奪われ過ぎていて少しずつパレットの様子は悪くなっていきしばらくすると突然倒れてしまった。その様子を見たサタスンは休める場所を探し回ると山道から少し離れた所に小屋を見つけてその小屋までパレットを担いで運んで休む事にした。サタスンはパレットを担いだ状態で小屋の中に入ったがこんな場所になぜ小屋があるのか?なんて疑問を考える事が無いくらいパレットの体力を消耗していた。サタスンは担いでいたパレットを中にあったベッドにそっとおろした。担いでいたパレットをベッドに下ろしたサタスンはパレットの世話をしながらパレットの体力が回復するのを待つ事にした。パレットはベッドで横になっている間に夢を見ていた。その夢は現実のような夢で夢の中で浮かび上がった光景はテールという人間が不思議な空間である人物と戦っている光景だった。その光景はさらに続きテールという人間が負けそうになっていった。パレットは特殊な力を使って夢の中の事であるはずの出来事に空間を越えてそのテールという人間に語りかけた。「テール・・・・・・テール・・・・・・」そう語りかけたパレットの声をテールという人間は気づいていた。パレットはテールを見た瞬間に本当の力を出せていない事を見抜いてテールに「テール、あなたの力はそんなものではありません。私があなたの力を引き出してあげましょう」と伝えてパレットはテールの力を引き出す何かをしてテールの本当の力を

 引き出す事に成功した。テールが本当の力を引き出す時に光に包まれてその光が消えた後にパレットは「これで大丈夫」と言うと夢から覚めて目を開けて体力が回復をしていた。

 パレットが突然目を開けた。パレット達は少し休憩をして体調を整えた後に集落に向かおうとしたその時、パレットはその小屋に置いてあった書物が目に入り気になった。パレット達はその書物に導かれるようにその書物に近づいた。書物を手に取ったパレットは中を見てみるとそこには見た事も無い文字で何かが書かれていて書かれていた内容は全く理解する事が出来なかった。だがパレットは直感がはたらいたのかわからない文字が書かれていた書物を持っていた方がいいと思ってその書物を持って小屋を出た。小屋を出たパレット達はそれから数日かかって集落へと戻ってきた。


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