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狐の会合  作者: 母武江
6/7

約束

拙い文章かもしれませんが、楽しんでいただければ幸いです。

これはフィクションです。

「もうないのか?」

2袋まるまる平らげた彼女は不機嫌そうにしながらも、どこか楽しみだと言わんばかりに聞いてきた。


「もうないよ」

明らかに拗ねている。耳としっぽがあればきっと、思い切り垂れ下がったことだろう。


「ねぇ、僕のお願いは聞いてくれないの?」

等価交換。漫画で得た知識だけど、ここでも通用するだろうか。


「…っこ」


「え?」


「もう一個、同じものを持ってこい。そうすればお主の願いを聞いてやってもいいぞ」

不機嫌そうな顔をしているが、声色が変わった。

楽しみにしている人の声。よかった。


「わかった、また明日持ってくるね」

口角が少し上がったのがわかった。

明日もまた持ってこよう。今度はカ○トリーマアムも持ってこようかな。

僕も彼女も帰る足取りは軽かった。

読んでいただき、ありがとうございます。

こんちゃんは素直じゃないですね。

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