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1ープロローグと師匠との出会い。

能登花海は死を覚悟していた。

すごく急いでいたので、能登花海は信号を守らずに飛び出した。

しかし、全く左右を見てなかったので車に轢かれて跳ね飛ばされたのだった。



起きたら知らない白い天井だった。

となりには卜部恵海が居た。

卜部恵海はナースコールを押して看護師を呼んだ。

医者、看護師も卜部恵海もかなり驚いていた。

何故なら、医者は「もう意識が戻らないだろう。絶望的だと思います」と正直に卜部恵海に話していたからだ。


しかし、能登花海は違和感を覚える。

手が異様に火照るのだ。

卜部恵海は言う。「どうしたの?」

能登花海は「異様に手が火照るのは副作用かな…」と言う。


卜部恵海は能登花海の手を触る。

異様に熱かった。

やけどしそうなほど。

その後、リハビリなども順調に進み。

そのまま、退院となる。

帰りは卜部恵海の運転する車で家まで帰った。


能登花海は家に帰ってから卜部恵海とお茶しているとき、卜部恵海は「コーヒー。ぬるくない…」と言う。

能登花海は何故かそのコーヒーを温められる気がしたのだった。

能登花海は言う。「任して。私が温めるわ」と言う。

卜部恵海は「どうやってやるのよ。コンロも鍋も無いのに」と呆れた様子で言った。

能登花海は手にマグカップを載せて念じた。

すると、マグカップに入ったコーヒーは突如沸騰する。

能登花海はそれを卜部恵海に渡す。

しかし、卜部恵海はこわばった表情で「どこで覚えたのそんな技…」と言う。

能登花海はその表情で、かなりのショックを受けてその場を何も言わずに立ち去った。


帰り道、能登花海は魔法の使える外国人の女の子に絡まれた。

能登花海は能力差で撃退するが、練度はその外国人の方が高かった。

花海は言う。「あの!!弟子入りさせて下さい」

能力差で破れた外国人は驚いていた。

能登花海は「私は花海って言うの。あなたは?」と名前を聞いた。

その女性は「私はターシャ。よろしく」と答えてくれた。

ターシャは魔法の練習場所として、広い自分の屋敷に花海を招いた。


ターシャは「まずは水を作りましょう」と言う。

花海は「わかりました!!!」と言い隣の空き家を押しつぶす量の水を出した。

ターシャは呆然と立ち尽くすしか出来なかった。

ターシャは言う。「まずは手加減を覚えようか…」

花海は少ししょぼんとした様子で「分かりました…」と答えた。


花海はターシャが少しコツを教えるだけで、めきめき上達していった。

そして、ターシャは言う。

「もう、私が花海に教えられることは全くないわ。これで外に行っても良いし、別の師匠のところに行ってもうちょっと腕を磨いても良いわ」

花海は迷う。

しかし、師匠はターシャ以外あり得ないと思っていた花海は独り立ちを選択する。

花海は「私はこれから一人旅をしながら怪物を倒すわ。いつか、立派な怪物猟師になったターシャにも報告するから」と言い、手を振りターシャに明るく別れを告げた。


能登花海は、しばらくは家の近くで住人の困りごとを魔法で解決する仕事をする。

それである程度は財をなす事が出来た。

そして、能登花海は初めて旅に出て怪物魔物を倒すことになるのであった。

最初は小さい魔物から倒していく。

そして、海外から大きい魔物を討伐して欲しいと依頼が入る。

能登花海は、その海外へ行くことを決断する。


能登花海は初めての海外。

ウキウキしていた。

能登花海は駅までの道のりが分からない。

なので、近くに居た少女に駅までの道のりを聞く。

少女は親切に駅までの道のりを教えてくれた。

能登花海は「Thank you」と言いその少女と別れる。

その直後だった。

その少女は何者かに撃たれた。

能登花海はその少女を揺さぶる。

その少女は「逃げて…」と言う。

能登花海は視線を上げる。

男はナガンM1895を能登花海に突きつけて「ここまでだ。妖怪討伐師」と流暢な日本語で言った。

その直後。

その男性は左手で右手を押さえる。

銃を撃つどころでは無くなる。

能登花海は「私の魔力を甘く見過ぎね…今頃、右手首が内部で複雑骨折してるわよ」と言う。

その男性は走って逃げて行く。


花海は鉄道に乗って魔物が出没するという西へ行く。



1日掛けて、割と西に来た。


花海は列車から降りて、ツンドラが広がる平原を歩く。

能登花海は魔物が潜む洞窟へ行く。

能登花海は魔物から奇襲攻撃を食らって足を怪我する。

能登花海は言う。「あんた、なかなかやるわね…」

魔物は唸るような低い声で「お前は隙がありすぎだ」と言う。

しかし、圧倒的魔力で魔物を焼き払い能登花海は洞窟から出てくる。

足は限界だった、もう歩けない。

しかし、駅まではまだ距離がある。

花海は溜息を吐く。

異国の地であり、助けは期待できない。

そこに見覚えのある影が現れた。

「あれー?花海じゃないの?どうしてこんな所に居るの?」

花海は「ターシャさん…?」と答える。

ターシャは「あたり。よく分かったね」

花海はターシャに抱きかかえられて、洞窟を脱出する。

ターシャは言う。「私が里帰りしてなくて花海が魔物討伐を行っているという情報を得ていなかったら、あなた。死んでいたよ?」

花海は「ありがとう…。本当にすみませんでした…」と言う。


久しぶりの師匠との再会だった。

怪我も回復した頃だった。


ターシャは「いきなりで悪いけど、紹介したい子が居るの」と花海に切り出す。

すると、部屋の奥から白い服を着た吸血鬼の女の子が現れて言う。「私は白金由理子と言います。よろしければこれからあなたと一緒に旅をしたいのです」

花海は「よろしく、由理子さん。私は花海って言うの」と軽く自己紹介を済ました。

後ろから、リクルートスーツに身をつつんだ女性が現れる。

その女性は花海に名刺を渡し「私は商社光嶋の三島由利と言います」と言う。

ターシャは「影の魔法使いさん、久しぶりねー」と言う。

三島由利は「その呼び方、やめて」と言う。

ターシャは「分かった分かった」と言い冗談めかしく笑った。

ターシャは「ここに来たって事は、由利も花海に協力するのよね…?」と言う。

三島由利は「えぇ、もちろんです」と答えた。

ターシャはへべれけになっていた花海に「白金由理子は吸血鬼だから、日光に当てたらダメだからね」と言う。

花海は「分かった」と言い寝てしまった。




能登花海はこの地で車を買うことにした。

そして、いくつかある中古車の中から、SUVタイプの古い車に乗ることにした。

昼間の移動中は白金由理子は基本後席で毛布を被って寝ていた。

花海は悪さをする小さい魔物を倒しながら、賞金を稼ぎながら旅をする。

東の方へ行く道。

道の真ん中で立ちすくむ少女を見つける。

花海はブレーキを踏んで車を止めて、窓を開けて「そんなところに居たら危ないよ…」と言う。

その少女は泣きながら、何かを話そうとする。

花海は車を端に止めて、車を降りて話を聞く。

その少女は魔物に攫われた弟を探していると言った。

その事などを、話しているうちに夜になってしまった。

花海はその少女に「私の車の中で寝て良いよ。ここだと夜、魔物が出るだろうし…」と言う。

夜になったので白金由理子が目を覚まして、起きて車から降りてきた。

入れ替わるように、少女は車に乗って毛布を被った。

花海は白金由理子に「賞金の掛かった魔物が出るって噂だから、張り切っていくよ!!」と言う。

白金由理子は「はいはい、分かりました」と言う。

花海は賞金の掛かった魔物をバシバシと討伐していく。

白金由理子も大きな剣を振り回して、魔物を討伐していく。

魔物を討伐しているうちに朝が近づく。

白金由理子は車に戻って予備の毛布に包まった。

日が昇ってから、花海はその少女を起こす。

「朝だよ…。起きて。帰らないと心配されるよ…?」

その少女は「ふぁ~」と大あくびをして起きてくる。

花海は「おはよ。帰らなくていいの?」

その少女は涙を浮かべながら「魔物に家を焼かれて、帰る場所が無いの」と言う。

花海は「参ったわね…」と言う。

車のトランクで寝ている白金由理子が言う。

「一緒に旅したらどう?」

その少女は「私、柊雪華って言います。一緒に連れて行って下さい!!」と言う。

キラキラと目を輝かせながら柊雪華に見つめられる花海。

花海は「はぁ…」と溜息を吐き「仕方ないわね…一緒に連れて行ってあげるわ」と言う。

これは私にしては長い間、構想だけ練ってあったけど書いていなかった作品になります。

今回、これを機にちょっとずつ書き上げていきます。

連載なので良かったら、次話も読んで頂けると幸いです。


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