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モブは普通の〈モブらしい〉生活を送れない  作者: 里道アルト
第一章 人間陰キャはやめれん
9/81

英語の先生は...!?

今日はいつもより分量が少ないです

 お昼を食べ終わると、僕たちは教室に戻り座って先生を待っていた。


「次は、英語か」


「Can you speak English?」


「Yes I canだけど簡単なやつだけだな。中学の時から単語覚えるの苦手だったから」


「It's hardだね。単語覚えないと最終的にはできなくなるから」


「楓は英語得意なのか?」


「べらぼうにできないってことはないかな。如月にも教えたことがあったよ」


「へぇ、如月さん勉強するんだな。案外真面目だな」


 僕は、なんか違和感を感じたが、何を違和感に感じたのか分からなかったから、ま、そんなこともあるかと思いスルーした。


「まぁ、得意という訳ではないね」


「人に教えれるくらいできることが凄いんだけどな」


「そんなことより、英語の先生が外国人かどうか気にならない?」


「え、別に」


「ノリ悪いなぁ。昼休みの間、クラスで論じてたのに...。他人の話にもっと耳を傾けた方がいいよ」


 そんな話題が上がっていたのか。全く気にしてなかった。でも、それって話題になるようなことなんだろうか?


「イケメン外人か、ボイン外人かって話だよ。悠斗はどう思う?」


 僕は、口の中に含んだお茶を危うく吹き出す所だった。なんというタイミング。本当に危なかった。


「ケホケホ、ゲホッ。マジでなんだよその話題」


「あ、ちょっと気になった?いや〜、私達が知ってるのは日本語ペラペラで、外人だってことだけなんだよ」


「なんでイケメンか、ボインしか選択肢がないのか...。実際来たら、めっちゃ幻滅する話題をなぜ?」


「ロマンだよ、悠斗くん」


「これ以上僕の腹筋を壊しにくるんじゃねえ」


 笑いすぎて息が詰まるかと思った。


 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


 昼の休み時間が終わり、元々、四限目だった英語は五限目に移動していた。これから来る人は外人らしく、日本語がペラペラだと言うことまでが分かっていることだ。そして、イケメンかボインか論争の中心になっている人だ。果たして誰が来るのか?


「Hellow,ナイストゥミートゥ。ミナサーン、ヨロシク」


 Ooナイスバディー。マイティーチャーイズベリーベリーグラマス。シーイズボイン母音。

 結果、僕の語彙力は死んだ。


 アニメでしか見たことがない叩けるほど大きいおっぱいを持つベリーベリーグラマスな先生だった。 


 もちろん男子は大喜び、女子は予想が外れて少し落ち込んでいるように見えた。


「デハ、ミナサン、一〇ページヲヒライテクーダサイ」


 しかし、このクラス、授業を受けるときは結構まじめで今まではしゃいでいた男子たちも沈んでいた女子も何事もなかったかのように、授業に取り組んだ。授業が終わると、「良かったね、ボイン先生で」と楓に言われ、某漫画のビッグなんちゃらさんが頭に浮かんで、思い出し笑いをしてしまった。




こんばんは、里道アルトです。今回も分量少なくてすみません。これで、一限目入学式二限目数学三限目国語四限目昼食五限目英語の日程が終わり、明日は六限目を書く予定です。めちゃさらっといろいろ流して書いているので、ここ足りないよとか感想とかで報告していただけると修正します。

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