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モブは普通の〈モブらしい〉生活を送れない  作者: 里道アルト
第四章 警告
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おまけ ある高校

一人、喧嘩がとんでもなく強いという訳でもないのに、ある高校で不良たちをまとめ上げる存在がいた。彼に何の才能もなかったかと言われたらそんな事はない。

人を惹きつける力、それはカリスマなどと言われるが、全くそういうものではなく、人の欲を理解してくれる人、ただそれだけである。

不良になる理由はいくらでも世界に蔓延っている。例えば、喧嘩が強いから、例えば、悪い方がカッコいいから、例えば、家庭環境のストレスから逃れたいから、例えば、モテたいから、理由は様々で環境に大きく左右される。思春期はそういう環境の変化に過敏に反応し、影響を受け、簡単に堕ちてしまう。それは、倫理観の枠組みを超えてしまうほどに。


「君の欲望はなんだい?」


ある男の甘い囁きが聞こえる。男は、しっかり男の声なのに、女の声でもないのに、男の俺もドキリとしてしまう。まずい。誘い込まれてしまった。


この手を取れば、他のみんなのように堕ちてしまう。それが分かっているのに体が言うことを聞かず、逃れようとする俺をガシっと掴む。


「さぁ、悩む必要はないただこの手を触れるだけでいい」


誘惑は目の前に迫っているこの手を取れば、きっとろくなことにはならないだろう。そもそも俺は喧嘩も強くなければ、ただ頭ごなしに否定され続ける環境が嫌で逃げ出したに過ぎない。こんなやばい奴がいるなんて知らなかった。嫌でも親の言うとおりにすれば、こんなところに....は...意識はゆっくりと沈んでいく。


「無駄さ、大切な人大事なものそのすべてを蹂躙する....その快感はこれ以上ない悦びを君にもたらしてくれるだろう」


悪魔の手を取った、取らされてしまった最後に俺が聞いたのは奴の高らかな笑い声だった。

長らくお待たせしてしまい申し訳ありません。今回は勘を取り戻すため、短めの文章でお送りします。スプラとモンハンという誘惑を破壊してまた再開させていければと思っているのでお願いします。それでは、次回もよろしくします。

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