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モブは普通の〈モブらしい〉生活を送れない  作者: 里道アルト
第三章 勉強会
44/81

大きさ比べ

注意 謎回

「うーん、ういちゃんも寝ちゃったし、私らは先に風呂行きますかー」


「タオルと下着忘れないでくださいよ」


「借りていいんだっけ?」


「私は自前のを用意してますが、ぬめちゃんは貸してもらわないとダメですよ、またあぁなります」


 と悠斗達の方を指差し、夜野さんは言った。今だに悠斗は気を失ったように寝ていた。


「私は、まぁいいんだけどさ。見られても別に」


「ダメです!」


「そうだぞ、はい。これちょっと大きいめ」


 楓は自室から下着を持ってきて如月さんに渡した。水色のやつである。


 楓は前に比べたことがあるから、如月さんが自分より大きい事は自覚していた。


「ありがと。感謝感激でござる」


「私ももうちょっとしたら、...」


「ちょっ、楓ッ」


 楓は、自分の胸の膨らみを確認するようにペタペタと触り、如月さんの胸に触れまた、自分の胸をペタペタと触る。


 ...足りない。楓は俯いてシュンとなった。 


「...楓ちゃん」


 それを隣で見ていた夜野さんは憐れなものを見るかのように楓に視線を向けていた。


 だってないんだもん...ぷくぅっと頬膨らませて、楓も視線を返した。


「も、もう、行くからね」


 珍しく慌てふためていた如月さんは顔が熱くなりながらお風呂場の方に逃げて行った。


 たが、しかし楓の興味は留まる事はない。変態オヤジと化した楓を止められるものは誰もいない。


 今度は夜野さんに向かっていやらしい魔の手が伸びていく。


「え、今度わたしぃ」


 こちらも珍しくうわずった声で逃げようと試みるがもう遅い。その手はもう夜野さんの乳房にたどり着いている!


「〜〜〜〜」


「え、いつの間に!芽衣!?」


「楓ちゃんのばかぁ」


 強制的に恥ずかしい思いをさせられた夜野さんは涙目になりながら好き勝手に胸を揉まれていた。


「う、う〜〜〜。大きさなんてどうでもいいでしょ」


「大きいから、そう言えるんだよ!私ない」


「いや、十分ある」


「〜〜〜芽衣?」


「私だけなんてずるいです。同じ目にあってもらいます」


 夜野さんも、やり返しのように楓の胸を揉む。お互い柔らかい感触を感じながら、お互いの胸を揉んでいた。


 そして、そんな行為が長く続いてくるとだんだんおかしくなってきた。


 いや、そもそも楓の深夜テンションとそれまでのショックな出来事が相まって楓はこういうおかしな行動を取っているのだが、夜野さんまでそれに飲み込まれそうになっていた。


「なぁ、おかしくない」


「そろそろやめませんか?」


「いや、やめたいんだけどなんか止まらないんだよ」


「ええ、私もです。どっちか落ちるまでダメなのかも」


 なんか、セクハラ行為が止まらない。楓は悠斗に見られた時ぐらい頬が赤くなっているし、夜野さんも風邪ひいたのかって思うほど赤くなっているのに、なんか手が止まらない。


 背信的行為に喜びを覚えてしまった子供のようにずっと互いの胸を揉みしだく。


 誰か止めて...!


「ふぁ〜、あぁ」


 そんな時、悠斗はようやく息を取り戻し、大きなあくびをする音が聞こえた。


 バッっと、二人は自分の手を引っ込め、お互いの顔を見合わす。


 や、やめれた。助かった。そんな考えが頭に思い浮かぶくらいに冷静になった。


 まだ、頬はリンゴのようだけど、二人は互いに向き合いハグした。そして、謝った。


「ご、ごめん」


「こっちこそ、勢いに任せてごめんなさい」


 ちなみに二人の喧嘩?を仲裁した悠斗だったが、まだ寝ぼけた目をこすり、起き上がろうとするもういにくっつかれていたので起き上がれず、またそのまま眠ってしまった。



百合っぽく書いてみたかったけどムズムズ。誰か恋愛を教えてください!


ブクマ、評価待ってます!!よろしくお願いします!!

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