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モブは普通の〈モブらしい〉生活を送れない  作者: 里道アルト
第三章 勉強会
37/81

勉強会4

「イェーイ!アイシンクイングリッシュイズベリーおもしろい」


如月さんは一体どうしてしまったというんだ?あと、おもしろいってインタレスティングじゃないのかよ...


僕は隣で勉強している如月さんのおかしな発言に少し戸惑った。


「あぁぁ。ついにきてしまったか」


楓は以前もこういう現象にあったかのように言った。もしかしなくても、勉強やりすぎて勉強やりたくなくなってるということか?


「スタディーハイ」


「え?そっちなの?」


思わず僕は心の中で思ったことを自然と口に出してしまった。てっきり、勉強のやりすぎで頭がおかしくなったのだと思ったが...。


「灰羽知ってるか?助動詞って動詞の前に置くんだ」


「いや、僕一緒に講義受けてたから知ってるよ」


「主語の後ろじゃないんだ」


「うん、倒置とかで変わるからだよね」


「もしかして、私英語できるかもしれない」


「うーんと...」


これはマジなやつだ。しかし、勉強のやる気を削がず如月さんを傷つけないために、


「そうかもしれないね」


と言うしかなかった。



しかし、僕がテキストの半分くらいを進めたところで、


「あぁ、分からん。かえでぇぇぇ〜」


と嘆いていたから、スタディーハイは長続きしなかったみたいだ。


「悠斗、ここ違うよ。ここはクッド。過去の能力だから」


僕が、如月さんを気にしていると楓大先生からご指摘をもらったから僕も修正することに徹した。


他人のことばっかり言ってられないな、僕は英文法のテキストを黙々と進めていった。(ほとんど楓大先生頼りだったが...)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「お、時間きた。休憩だよ〜」


「「「「やった〜!!」」」」


ようやく休み時間に入った。もう、英語は見たくないけどそう言う訳にもいかないだろうな。


とりあえず休憩できるうちにうーんやる事もないしテレビでも付けるか〜と思って、またリモコンを操作していると、


「みんなー、ポテチ食べよー♪」


如月さんに誘われたので、僕はそっちの方に向かった。結構、いや多すぎる大盛りのポテチだ。このビッグサイズ、コストコにでも行ったのかな?


「ジャジャーン」


「いや、量多すぎないですか?」


「五人いるし、すぐなくなる」


「お昼食べたのにまだ入るんですか」


「....確かに!!」


ういの問いかけに素直に応えてしまう如月さん。じゃあどうするんだろう。僕は、この山盛りのポテチを見てお菓子は別腹って本当なのかなとか真剣に考えていた。


「まぁなくなるじゃん」


如月さんはあくまでそれでゴリ押すつもりらしい。まぁ、食べれない量でも、ないか?僕は目に錯覚を覚えているらしい。


「おやつは別腹って言うから、大丈夫、なのかな?」


楓も困惑するぐらいだ。だけど、まぁ意外に食べれたりするものかもしれない。無理して食べる必要があるだろうけど。


そして、僕は恐れ多くも最初にそのポテチに手を伸ばす。一口で僕は五枚程口の中に入れた。


「あぁ、やっぱりおいしいぃぃぃ」


ベイベー、誘惑に負けちまったよ。量がどれだけ多くても魅力に負けてしまう。


僕は勉強の疲れのせいか、いくらでも食べれるような気がした。


「なんか、あんなにおいしそうに食べられるとお腹いっぱいでも食べたくなるの、私だけ?」


「いえ、私も無性に食べたくなりました」


「まぁ、私はもとから食べたいから出したわけだし」


「そういや、兄貴、大のじゃがいも好きだった」


ういは頭を押さえて、楓、如月さん、夜野さんも加わり、結局みんなで手分けしてポテチを食べ、一瞬で山盛りポテチはなくなった。


そういえば、その時テレビはついていたんだが、全然気にしていなかった。ちょうど、それがニュースであんまり見たい気持ちにならなかったというのもあったが、それ以上にポテチに夢中になっていたからだ。


そして。誰も見ていないそのニュースにはこんなことが書かれていた。


『注意 夕方から明日の夜にかけて海亀区に嵐が接近します。近隣住民の方は十分に暴風雨に気をつけてください。また、その区間の電車はすでに一部止まっているようなので、ちょうど、そちらのほうに出勤あるいは通学している方はお急ぎバスやタクシーなどを利用してお帰りになられるのがいいでしょう。繰り返し申し上げます......』








嵐が来る!!どうなる勉強会??


投稿遅れてしまい申し訳ありません。

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