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モブは普通の〈モブらしい〉生活を送れない  作者: 里道アルト
第一章 人間陰キャはやめれん
13/81

また明日

次回、モブ生活二日目突入!!!

「ただいまー」


「おかえり、お母さん」


「悠斗ちゃんと学校行ってた?」


「学校ハーレム生活送れそうだって」


「まぁ、また不登校にならないんだったらお母さん心配ないんだけどねぇ」


「まぁ、大丈夫じゃん」


「そう、それならいいんだけどね」


 ういと母さんの声で僕は少し目が覚めた。何を言ってるかは聞こえないが、まぁ、学校のことだろうな。


 僕はボーッとした頭のまま、スマホをいじり、RINEのアイコンをタッチした。


 半強制的に入った楓らのグループRINEを確認するためだ。


 中身を見ると


『ようやく、終わったー大変だった』


『お疲れ〜』


『お疲れさまー』


『子供先生の授業めっちゃ分かりやすかったわ〜』


『一回くらい、補講受けるか〜。もちろん、全員でな』


『え、ま、まぁ、別にいいですけど』


『いやだよ〜。丁寧すぎたからこの時間なんだぞ』


『む、それがいいんじゃないか!?』


『鬼、バカ、アホ。補講食らわないように勉強教えてくれ〜』


『また、明後日の土曜集まりますか?』


『んー。それでいく〜』


『じゃあ、集合場所は悠斗ん家な』


『はーい。オッケー』


『理解しましたまち(スタンプ)』


 と、大変なことになっていた。六限が終わってから今二時間くらいかかっているから、如月さんは本当に大変だったんだろうけど、そんなことよりウチを集合場所にしようとしてるのは大問題だ。


 僕は、如月さんへ労をねぎらう言葉と、集合場所ウチにするなという旨のRINEをした。


『如月さんお疲れさまです。集合場所はウチにしないでください』


 ノリは悪いし、ガチっぽいけどほんと、僕がいないことをいいことに話を進められても困る。というか、みんなって僕入ってるんだろうか?


 僕がRINEに参加してからは、駅で集まるという話の流れになった。ちなみに、僕も行かなきゃダメらしい。


 ほんと、楓はむちゃくちゃするよな。そんなこと本人に言っても無駄だから、僕は布団にこもって、そう零した。


 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「悠斗帰ってきてか。今日、靴ないから出かけたと思ってんだが」


「おかえりーお父さん」


「あぁ、ただいま。今日みんな出かけてて、起こしてくれなかったからずっと寝ちまうとこだったわ」


「そろそろ夜更かししないほうがいいと思うよ...」


「まぁそれはな。そんなことより、今日あいつ学校行ったんか?」


「普通に行ったよ」


 僕は、おやじが帰ってきたあたりでようやく自分の部屋を出て、直接答えた。ちなみに、僕の胃袋がぐうぐうるさかったからお菓子でも食べようとか思ってた。


「それならよかったよ。休まんと行けよ」


「ん、頑張る」


「もう夕ご飯できたから食べるよー」


 ういがそう言うので僕は、はーい、了解ーと二つ返事で返した。


 その後、夕食食べて明日の授業の用意をし終えると、二番風呂に入って出た後、体の疲れとほわほわした気持ちのおかげでぐっすりと眠れた。












さて、今回で、ようやくモブ生活一日目が終わりました。実は、もうちょっと書きたいなとか、灰羽くん一家を紹介したいなとか色々思ってたんですが、それはまた次回に。ではここまで読んでくださった皆様に感謝を。毎日投稿頑張っていくので今後ともよろしくお願いします。

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