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ツバサがつむぐ物語
ほら みえる星 またたいて
君を照らす 光 やわらかく
あたたかく
ひと だれしもが 孤独ではいられない
ただ よりそって かたろう
あしたの事
いつかとおいみらいの事
やがてくるしょうらいの話も
――ただ小さかった子供達は大きく成長して
――その背に宿したツバサで世界をめぐるのでしょう
眠れない夜がこわくて 不安をかきいだいた
伝説の本も 寝物語のおとぎ話も
共にあったけれど
何よりはげみになったのは ひとのぬくもり
「やがて僕達がこの世界で翼を得るのだとしても」
「それは誰のための翼なのだろう」