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3.街並、そして誘われ。

適当に近くに見える街まで行こうとしてたら、向こうに魔物も結構いる気がした。まぁ大体予想してたけど。アーツとか、転生者とか、冒険系の異世界転生ってことかな?と楓は思っていた。

「ねぇ、蓮くんはさ、そういうの、憧れてた?」

蓮が急にそう言ってきた。暇で仕方ないんだろうなと思った。

「いや、特に・・・そういや、あの人からこれ貰ったよね」

そう言って、貰ったポーチから、金色の硬貨を取り出した。たしかに自分も貰ったけど・・・あまりないから使うタイミングを考えないとなと思った。

「というか、この制服さすがにきつい・・・下がスースーするし・・・」

「まあ、少しなら胸とかも触って・・・いいけど?」

「はぁ!?無理無理!そもそもこんな場所ではキツいって!」

そう言って、また街に向かって歩き続けた。


「着いたぁ・・・結構疲れた・・・」

やっと見えた街に着いて、本当に疲れた。ちょっと日本の都会っぽいというか、なんか近代的というか。

「そうなの?入れ替わって体力とかも身体に依存してるのかな・・・」

「・・・やっぱり頭めっちゃいいよね?」

そう言って、とりあえずさっき渡されたメモを見てそこに行こうとしたけど楓は、

「ねぇ、ちょっと見て回ろ?」

「え、それって・・・デート?」

蓮がなんとなくで言ったら、楓は赤面して言った。

「は、はぁ!?何言ってるの楓さん!一応入れ替わって・・・まぁいいけど・・・」

めっちゃ蓮が目をキラキラさせて言った。目の前が自分なのに、めっちゃ良さそうだった。

「わ、わかったけど・・・」

そう言って、とりあえず後ろに着いてく感じだと思ってそのまま歩いていこうとしたら、蓮が手を繋いで言ってきた。

「お願い・・・めっちゃ迷いそうだし・・・だから着いていかせて!」

「そのつもりなんだけど・・・まぁ、とりあえずきて、」

そう言ったら、ある青年に声をかけられた。普通に見た目は弓使いっぽいけど。

「あの・・・俺のギルドを引っ張ってくれますか!」

「・・・は?」

完全に呆然としていた。要約すると、ギルマスになってってことか?と楓は思った。

「え・・・別に・・・どうする楓さん」

「別に私はいいよ、ギルマスの・・・なんだろ・・・」

「多分副ギルマスじゃないかな?」

そう言って、とりあえず行くことにした。


「ここですね、えっと、右の男の子の方がサヤくんでいいのかな?」

ギルドらしき建物に着いて、青年は確認をし始めた。

「いや、その・・・私の方で・・・」

「あ、そう?じゃあそっちは?」

「レンという、俺と同じ転生者ですかね?」

「あ、分かりました!ではこっちきてくれますか?」

そう言われて、蓮と楓は建物に入っていった。

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