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2.転生、そして始まり。

気がついたら、暗い所にいた。水滴の音がするし、少し明るい所もあるし、多分、洞窟だった。

(ここどこなんだろ・・・)

そう思って、明るい所まで行こうとしたら、何かが足にかかった。

(これ・・・多分楓さんだよな・・・)

そう言って、蓮は楓を担いで歩いていった。


「やっと・・・出口見え・・・あれ楓しゃべ・・・」

出口が見えて言ったら、楓の声がした。普通に自分で喋ったきがしたのに。不思議に思ったから一旦楓を置いて、すぐに出口までいったらそこには、綺麗な景色が映っていた。

「綺麗・・・」

また楓の声がしたけど、気のせいだろうと思った。とりあえず、自分はいつもメモ帳を持ってるはずなのに、ポケットになかった。なにか柔らかったけど。そもそも、髪も長いような。色々おかしい気がしたので、蓮はポケットに入ってるスマホを鏡代わりにした。そしたら、映ってるのは、自分の慣れていた顔ではなく、楓だった。

「・・・え?これ夢じゃ・・・いや死んでるはず・・・」

完全に楓だった。見た目も、声も、服も楓が着ていたものだった。ポケットにもスマホしか入ってない。

「どうしたの?蓮く・・・」

起きてきた蓮が歩いてきたら、楓の顔をじっと見ていた。

「な、なんで私が!?というかその目の色はなに!?」

そう言って、楓はもう一度顔を見たら、確かに目の色が違ってた。普通は黒目のはずなのに。いまは黒赤のオッドアイになってた。

「な、なにこれ・・・」

「オッドアイ・・・かな?」

そう言って、少し景色とかを見ていたけど、何もないと思ってたら、ある人が来た。

「どうしたのですか?」

そう言われて、楓は曖昧に答えた。

「えっと・・・特に何もなく・・・」

「あの・・・アーツとかないんですか?」

「えっと・・・多分・・・」

そうはいっても、その人はなんとなく考えて言った。

「もしかして、転生者ですか?」

「転生・・・やっぱりそうなのか・・・」

曖昧になりすぎていたので、蓮が答えることにした。

「えっと・・・そのですね、私たちは多分その転生者?なのですかね、多分そうです!」

そう言ったら、その人は興味を持って言ってきた。

「やっぱりそうですね!では着いてきてくれると!」

そう言って、その人は降りていって、楓と蓮もついていこうとしたら、蓮は、

「あのさ、蓮くんのことサヤって感じでいい?会話とかでは蓮くんっていうけど、ほら、そういう系のって2文字とかなの多くない?」

「そうなの?まぁいいや、サヤで、じゃあ楓さんはそのままのレンでいい?」

「大丈夫!」

そう言って、とりあえず蓮と楓は着いて行った。


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