口調をなおせ!?
前回は彼女にプロポーズした浩二はなんと結婚条件だった、その条件は自分が花嫁になる事だった。自分じゃなく彼女に花嫁になってもらう為、彼女が花嫁になりたいと思うような男になる為日々努力していきます
「そ、それていつまでに?」
僕がそう聞くと少し笑って
「じゃあ、うちの誕生日までに!」
そういわれカレンダーを確認すると
「今日が7月3日で真鈴ちゃんの誕生日が1月22日ってことは
残り半年ぐらいしかないの?!」
少し焦りながら言うも、彼女は何も気にせずに
「半年もあれば十分でしょ」
「十分じゃないよ!、どうしよ?どうすればいいんだろ?」
僕が焦っていると彼女が
「じゃあ、まずその口調やめな!」
僕の口調ってそんなにおかしいか?と思い彼女に聞いてみた
「僕の口調何かおかしい?」
「口調がおかしいんじゃなくて、僕じゃなくて俺っていうようにして」
彼女はなんと僕の呼び方を変えろと言ってきた。
でも、今まで一度も俺なんて言ったことのない僕からしたら、
恥ずかしいし言うのにも抵抗がある
「え、そんなの無理だよ、僕なんかが俺なんて言うの変だし、恥ずかしい」
そんな僕の気持ちを無視して
「変じゃないし、恥ずかしくないから、ほら、一回言ってみて」
「お、おれ・・・」
顔を真っ赤にして言う僕を見て彼女は
「なにその言い方www面白すぎwww」
彼女はそう言いながら声を上げて笑った
「だから僕には俺なんておかしいんだよ」
「大丈夫大丈夫、少し変だけどなれれば大丈夫だよ」
そう彼女が言うがもう絶対に言わないと誓った
「いやだよ、もう絶対に言わないからね」
そう言うと彼女は少し機嫌が悪そうに
「じゃあ結婚しな~い」
そう言われて、今さっき誓ったはずの誓を無視し
「わ、わかったよ。いえばいいんでしょ言えば」
「そうそう、言えばいいんだよ」
俺の彼女はやっぱり性格が悪い
「相変わらず意義悪なんだから」
少し笑いながらもそう言うと
「じゃあこれから僕って言ったら、
うちの言うことなんでも一つ聞いてもらうからね」
そんなことまでも勝手に決めていく彼女に逆らえないなと思い
「わ、わかった」
そうすると彼女は話を急に変え
「そう言えば、来週のデートどこ行く?」
彼女に聞かれ特に希望もなかったから
「僕はどこでもいいよ」
そう言うと彼女がニヤっと笑い
「はい!、僕って言ったー」
彼女はすごくうれしそうな顔をしていた
「ひ、ひっかけたな」
「じゃあ、うちのお願いは~・・・」
彼女からだされるおねがいに嫌な予感しかしない
今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。
基本的に2日に1話出せたらいいなと思っています。