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10 「助けてくれてありがとうございます」「私は当たり前のことをしただけです」

盗賊1「いいから金を出せよぉ」

盗賊2「金出せば命までは取らねえからさぁ」


商人「あわわわわ、たすけてー!」


剣士「やめなさい」


盗賊1「なんだあテメエ、やんのか?」


剣士「…」


盗賊2「このチビ、思い知らせてやる」(ジャキン


剣士「ハッ!」(シュバッ


盗賊1「グオッ」


盗賊2「こいつ速っ…ガハァッ」


剣士「今のは峰打ちです。でも、まだやるなら容赦はしない」


盗賊1・2「「ひえ〜逃げろ〜」」


商人「剣士様、助けてくれてありがとうございます!」


剣士「私は当たり前のことをしただけです」


商人「いえいえ、貴女が来なかったらどうなるかと…おや、あの失礼ですが、剣士様は奴隷ではない…ですよね」


剣士「はい」


商人「ではなぜ…そんな汚い首輪なんかを着けてらっしゃるんですか」


獣耳娘「元奴隷であることを恥じてはいませんし、これは私…ボクとある人との絆…のような物です」


商人「きっと何かご事情があるのですね」


獣耳娘「ところで、この辺りで獣人族の村を知りませんか?今もあるかはわからないのですが」


商人「そうですね、確か地図だと…この辺りに」


獣耳娘「ありがとうございます」


・・・

・・


獣耳娘(あれからボクは剣の修行をしながら各地を回っていた。ご主人様をただ待つことなんてできなかったから)


獣耳娘(魔女の情報も集めた。魔女は魔法で街を消し去ることと、滅ぼされた大きな街のことはたくさん聞いた。でもそれ以外の情報は何もなかった)


獣耳娘(今ボクは、自分の生まれた村に向かっている。子供の頃魔物の襲撃を受けて逃げ出して……そのあと奴隷商人に捕まったたことしか覚えていない)


獣耳娘(あ、あの木は見覚えがある!多分あの木のある丘からボクの村が見えるはず…!)


獣耳娘「!!…ない…なにもない…ただの荒れ地…そんな訳…村が消えてる」


獣耳娘(『消えてる』…ってそんなことができるのは…魔女!?魔女が村を襲った?)


獣耳剣士(でも…なんで?なんで魔女 はボクの村を?大きな街じゃなく、何もない小さな村なのに)


獣耳娘「許せない…でもきっと何かが…あるはず!」

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