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異世界って案外面倒臭いですね  作者: 折りたたみ傘の柄って短くね?
第1章 プロローグ
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第17話 帰還と食事の詩

いやまさか2ヶ月も開くとは思わなかった。多分これからもっと酷くなります何しろ受験生なので。でも勉強頑張るから許してちょ。

「・・・っと、とりあえずお昼ご飯を食べましょう。きっとユーカさんもお腹がすいているでしょう?」


そう言われてみると、たしかに私のお腹は空いていた。


「このあとは何をしたいですか?まだ時間はたくさんあるので、街でも案内しましょうか?」


「!!はい、見てみたいです!ついでに学校で必要なものとかの買い物もしないと!!」


私がそう言うと、マリア学院長は目を見開いた。


「あら、随分としっかりしていらっしゃいますね、でもあなたの必要なものは全て学校から支給されるので買いに行く必要はありません。そのための費用も国から貰っていますし。」


「え、そうなんですか?」


「それにあなたには国から毎月お金が貰えますね。金額は子供のお小遣い程度だけど。・・・そうだ、さっき王宮に行った時にも貰ったから、早速好きな物でも買ってみたらいかがでしょう??お金の使い方も私が教えますので。」


「へー!そうなんだ!!この学校、すごいですね!!さすが将来の勇者を育てるだけあるなぁ!」


「え?これってお前だけじゃねぇの?」


急に横から飛んできたオクトの言葉に驚く。


「え?そうなの?」


「あぁ、だってお前職業勇者なんだろ?そしたら将来国を助けて貰うの確定してんだから、今のうちに投資しとくだろ。」


「あぁ、そういうことね。じゃあ学費も?」


「いや、学費は元から国負担だぜ。なんせ『かもしれない』とはいえ、この学校から将来を救う勇者が出るかもしれねぇんだからな。」


「あーなるほど。」


「てか5歳が学費の心配なんてしてんじゃねぇよ!」


「うーん、まぁ、そうか?じゃあいいや!」


そうこうしているうちに、イレーナさんがお盆を持ってきた。


「お待たせー!今日のお昼は、オムライスよ!ユーカちゃんは5歳だから小さめだけど。・・・あら?そこの男の人は誰かしら?よくわかんないけど、今ここにいるってことはマリアちゃんの知り合いよね。あなたの分もご飯用意してくるから待っててね!」


「ありがとよ!俺はオクトってんだ。よろしくな!」


そんな呑気なことを言ってるオクトを見て、マリア学院長は苦笑いした。


「ねぇ、オクトってご飯とか食べられるの?」


「あぁ?またなんで急にそんなこと聞くんだお前」


「いやー、神って実体とか無さそうだしもの食べられるのかなってさ。」


「ああそういうこと?別に顕現してこっちにいる時は食べられるぞ。まぁ、酒とかはルール上酒の神以外は禁止されてるけど、どうせ俺酒飲まねぇし、関係ねぇな!」


と、オクトの分のオムライスが運ばれて来た。


「いただきまーす!・・・うまっ!!イレーナさん、これすごく美味しいですよ!!!」


「そうかしら?お口に合ってよかったわ~!」


「おお、これ初めて食べたけど美味いな!これから供え物全部これでいい!」


・・・それはさすがに飽きない?


でもオクトの言葉が過言じゃないくらいに美味しい!!これから毎日こんな美味しいご飯が食べられるなんて最高!!


「・・・イレーナ、使う卵変えました?」


「あ、気づいた?」


!?!?!?


「マリア学院長、そんなことにも気づいたんですか!?」


「ええ、これは私の大好物ですので。」


「うん、マリアはいっつもこればっかり食べてるからね、気づいてもらわなきゃ困るよ!」


どうやらマリア学院長はこれが一番のお気に入りらしい。


まぁ、たしかに美味しいもんな。


そんなことを思いながら、私もオムライスを食べた。


「うん、やっぱり美味しい!」


よくよく考えると今回めっちゃ短いなぁ!?まぁいいや。

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