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足りない

異世界に来て初めての朝がきたクマたちは我が家の住み着いている

 もふもふでかわいい………かわいいんだが、なんか寂しい………誰か話せる相手がほしい………だってクマさん「くまっ」しか言わないし………


でも意外だったのはクマさんたちがリンゴの収穫を手伝ってくれたことだ………ちなみにリンゴは我が家の一室に保管している


リンゴは大量に収穫したのになぜか実がなっている

植物操作を使ったので実がつくのが早いのだろうか

たぶん肥料をやらなくても問題ないだろう


とりあえずは食料の心配はなくなった…...なくなったのだが

物足りない………物足りないのだ………リンゴだけじゃクマさんは喜ぶだろうけど………喜ぶだろうけど………私が不満なのだ……肉が食いたい………肉汁の溢れる肉が食いたい


どうすればいいのだろうか

肉を調達する方法など知らない………

仙術があるが狩猟の方法などしらない……残念ながら知らないのだよ


クマさんに何か狩ってきてもらおうかな


「ねぇクロ、ちょっとウサギ狩ってきて」


頼むクロ、お前はいちおうクマだ

テディベアみたいなデフォルメクマだがクマだ

おそらく肉食獣だ


「くまぁ」


首を横に振っている

どうやらダメなようだ

クマさんなのに肉食獣じゃないのか………残念


とりあえず肉は諦めよう


 朝からテンションが上がらない

 肉が食べたいのに食べられないからだろうか

 でも、狩る方法がない

 しょうがない………しょうがない


 肉で気づいてしまったのだが、調味料がない

 野菜や果物を作っても味がつけられないのだ


 香辛料やハーブなんかは植物なので、植物操作で作れるが、塩は手に入らない。

 加工の必要なしょうゆや味噌も今の状態では作れない。


 課題は山積みだ………


 しかし今は、異世界では何が起きるかわからないので食料の備蓄が必要だろう

 まずは備蓄しやすいジャガイモから作ろう


 ジャガイモは、どこに作るべきだろうか

 う~ん、まぁ北西のリンゴ畑の隣をジャガイモ畑にしよう


 それでは、畑に行きますか………あっクマさん、一緒に来るの………うん、今日もお手伝いよろしくね


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