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空を飛ぶ雉(空想図)
雉「終に完成したケンケン。
庭子ちゃん、終に完成したよケンケン。」
庭子「終に完成って、なによフガ」
雉「空を飛ぶためのドローンだよケンケン」
庭子「それって、私が乗るためのものフガ?」
雉「そうだよケンケン。
庭子ちゃんが、手賀沼の岸から『ただ高』の島まで飛ぶためのドローンだよケンケン。
乗るって言うか、ぶら下がるんだけどねケンケン。
じゃあ、早速やろうケンケン」
庭子「『早速』って、誰が乗るのフガ?」
雉「庭子ちゃんが乗るんだから庭子ちゃんが乗るんだよケンケン。
とっても自信があるドローンだよケンケン」
庭子「い、いやだよフガ。まず、雉くんが見本を見せてよフガ」
雉「いいのかいケンケン?(ドヤ顔)
栄えある処女飛行を僕がヤッちゃっていいのかいケンケン?」
雉の頭の中には、こんな図が浮かんでいた。




