雉鳩くんの鳴き声
「ねえ、雉鳩くん、雉鳩くんって物静かだねフガ。」
「ひょっとして、一回何かしゃべっちゃうと、
ボーボーッポッポー ボーボーッポッポー ・・・ っていう鳴き声が
みんなをゆらゆらと踊らせてしまうから、それを気にしているのピーヨ?」
雉鳩くんは何も言わずにコックリと頷いた。
「なんだそんなことかケンケン。そんなの、気にするなよケンケン」
「そう、みんな仲間だキッキッ。」
「みんなで朝から晩まで踊りゃあいいんだよフガ。」
「ちょうど、キジ君がカーッと顔を真っ赤にして怒り出そうとしたとき、ちょうどその鳴き声がすると、キジ君が怒り出さなくていいという効用があるんだよチュピ」
キジ君は「そ、それを言うなよケンケン」と顔を真っ赤にして恥ずかしがった。
はははは・・・とクラス中が笑い声で包まれた。
急に雉鳩くんはパッと顔が明るくなって、
ずーとしゃべっていたものだから、
クラス中、ずっと踊っていた。
【改訂】
ボーボーッポッポー ボーボーッポッポー ・・・ っていう泣き声が
↓
ボーボーッポッポー ボーボーッポッポー ・・・ っていう鳴き声が
その泣き声がすると、キジ君が怒り出さなくていいという効用
↓
その鳴き声がすると、キジ君が怒り出さなくていいという効用




