39光年先の地球に似た惑星
この度NASA(米航空宇宙局)は、39光年先に、我が地球に似た太陽系外惑星(複数)を発見した。地球外生命体の存在する可能性があるという。・・・
我が地球の鳥さんたちは、そちらの方向に巨大望遠鏡を向けた。
すると、当該惑星と思われる天体に、知能の高そうな生物が存在しているのが見えた。
更にその惑星上には、電波望遠鏡と思しきパラボラアンテナが見えた。
すごい。
我が地球の鳥さんたちは当該パラボラアンテナに向けて電波を送ってみた。
ピピピピー "こんにちは、私たちは地球の鳥ですピピー"
しかし、何の返信もないし、巨大望遠鏡で見えている当該生物たちもなんの反応も示さなかった。
おかしい。
くそ、無視しやがって。・・・よし、こうすればなんらかの反応を示すだろう。
ピピピピー "アホ、バカ、死ね、頭悪い、失せろピピー"
我々鳥はなんて頭がいいのだろう。・・・
しかし、またしても、何の返信もないし、巨大望遠鏡で見えている当該生物たちもなんの反応も示さなかった。
おかしいな。
・・・
だいたいそもそも、電波や光が伝わるのに時間がかからないと考えるのが間違っている。
光や電波は、電磁波と言い、光速で伝播すると言われている。(話は逸れるが、「伝播」は「でんばん(demban)」と読んではいけない。それだと駄洒落にならない。)
39年×2=78年後に、
ぺぺぺぺー "アホ、バカ、死ね、頭悪い、失せろぺぺー"
という返信があるくらいだったらまだいいのだ。
もしかしたら、当該生物たちは、光速で移動する手段を持っていて、78年後には地球に侵略してくるかもしれないのだ。




