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タイムトラベル続き――葦原の陰
庭子たちのタイムトラベル続き――
手下浦という、どうも手賀沼の前身らしき、海みたいな沼みたいな湖を前にして、
庭子たち鳥たちは、途方に暮れた。
雉は「手下浦」と書いてある木の柱によっかかりながら言った
「さあて、これからどうしようケンケン」。
庭子「ねえ、雉くん、これって、いつなのどこなの、元に戻れるのフガ」
辺りを見渡すと、どうも、庭子たち鳥がいるところは、島みたいになっているみたいだ。
そして、近くには葦原もあった。
・・・・
どのくらい経っただろう、近くにあった葦原の陰が急にガサガサッと動いた。
庭子「えっ、なになになに・・・フガ?」
驚いて庭子は鷹子に抱きついた。
鷹子「だ、大丈夫よキッキッ」




