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アクマの悪戯  作者: にゃんたろ
2/2

*ばか*

回想終了


『はぁー…』


華南は大きなため息をついた

隼斗が転校するまであと二週間もある

転校するまでめっさ気まずいじゃん(笑)


『は…ははっ』


隼斗とはもともと幼なじみで

あたしなんか恋愛対象外なのに

本気で傷ついたりして笑えてくる


『ポロポロ…』


そう呟いた華南の頬には

たくさんの涙が流れていた

泣いてるのは振られたのが悲しいから?


『…違う』


隼斗と離ればなれになる前に少しでも

隼斗と思い出を作りかったのに______

すこしでも近づきたかったのに______

振られたせいで全部台無しになってしまった


『うぅ…っく…』


こんな事なら告白なんてしなきゃよかった

結局その日は涙が枯れるほど泣いた_____



数日後


隼斗が転校するまであと三日…

隣の家に住んでて幼稚園の頃は

毎日遊ぶのが当たり前になってた

なのに急にいなくなるなんて寂しいよ



『華南!最近元気なくない?』


『そ、そう?元気ないかな?』


『あ〜!隼斗くんのコトでしょ?』


『ち…違うもん!!』


『本当〜?あ!隼斗くん!』


『あぁ…はよ…』


隼斗?!そーだ!せっかく会えたんだから

あいさつしなきゃ!何事もなかったよーに

前みたいに「隼斗!おはよー」って言うんだ!


『は…隼斗…』


『……………』


『フィッ』


完全に無視された

目すら合わせてくれない


『…隼斗(あいつ)の…ばか』


『ちょ!華南!どこ行くの?』


そう呟くと華南は涙目になりながら

履いていた靴を投げ捨て走り去った

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