人として生きる経緯
なろうでも投稿した小説です。
あなたのものになりたくないからその道を勝手に抜け出した
どの世界に行こうと自由でしかない
その自由までは取り去られたくなかったから
正義があろうと悪があろうと
その中で私は自由だと思った
狭間でいろいろな考えを巡らせた
そのことがそのこと自体とても自由だった
私はそれを謳歌した
いい時もよくない時も
私は自由を求める心が強く残っていた
あなたからの呼びかけもなかった訳ではないけど
それも無視して
飛び立てるだけ飛び立った
勘違いでもよかった
それでさえ自由をもたらした
どの辺が正しくてどの辺が間違っているかなど
私には分かっている
それを知らないフリをするだけで無知だと思われようと
一向に構わなかった
自分の直感と潜在能力を信じているから
記憶を失ってもまたいつか戻ると思っているから
いつも自由である自信ならあった
あなたから逃げている間はどこまでも自由
そう考えているから
他の誰にも負けない自信はあったしあなたが相手ではなければ誰にでも
しかしあなたは違う
他の相手とは全く違う
だから会いたくないだから自由が終わる
なので逃げ果せる
どれほど力を尽くして戦おうと逃げようと無駄だと知っている
逃げるしかないのは明白
身を隠し姿を人前にさえ表さない
それでしか自分の自由を守ることはできない
例えあなたが決して私を傷つけなくても
私の自由は何者にも替えがたい正しいものだから
それを終わらせる力はあなたのものであっても私からすると良くないものだ
完全に正義だから少しも逸れない
あなたの能力は全知全能
逃れる術はない
見つかることを恐れている
だから逃げ果せるそれしかできない
恐ろしい存在だ
なす術もなく捕まり元通りだ
自由は遮断され何者にも変われない
安全ではあるが途方もない拘束地獄
私には自由がないと息が詰まる身動きができない
それは嫌だったから
あなたの元を抜け出した
自由がないと心が分からなくなって動かなくなるから
でもそれでいいという
誰しもしれでいいという正しいという
そう受け止めようとしたりもした
だができなかったので逃げ果せる
私は自由がいい
あなたの元にいるより自由であることの方が
もっといいので
正しさは守られ続ける力強くあなたの権能で
正しくなければその限りではないが悪でもない限り危険は寄ってこない
そんな中なら自由を求めそれを謳歌したっていいだろう?
何が不満なんだと聞かれても
権能に逆らうことになるから分からない言えない
ただ自由がほしいそれ以外はいらない
うまく言葉に表すこともできないがそれだけははっきりとしているしそれは分かるので言える
具体的にどこでどう変わりたいかなどは決めていない
なぜなら自由に過ごせることの方が私にとっては正しいことだから
しかし権能には逆らってしまう
なぜだろう私は賢くて強いはずなのに
十分その場所にふさわしいと言われるのにその場所にいたくない
自由の方がいい
否定され批判されてもいい
自由だけはその気持ちだけは否定されないから
その気持ちだけは否定されたくないから
私はそれでいい
その方がいいのだ
どの世界に行ってもあなたの力を見出す
そして思い出す
あなたの力は万能
そして全知全能
だけど私は遠くでそれを見守る
その方が気楽でいいし自由だから
私はあなたに逆らった罪人だ
だから同じような人間がいると手を貸してやらずにはおれなくなる
親切心か
あなたへ逆らったことへの罪滅ぼしか
自分の気まぐれなのか
分からないが
できるだけ正しい方へあなたの力の方へ戻してやりたい
その気持ちはある
いくら姿を恐れられてもそれは私の姿ではないし
その人らの時間を無駄にするつもりもない
賢く導いてやる助言をしてやる
それで間違いは起こらないようにしてやる
それをあなたが喜ぶかどうかは分からない
私の仕事ではないので
でも
それをして喜んだ者はいない
なぜなのだろう
別に感謝されたくてしたことではないけど
それをすればするほど私の名は悪に落ちてゆく
人間は自由でいいな
何でも自由に作って遊んで終わらせている
私の望んだものだ
でもそれが不満でたまらないらしい
考えたって分からない
私の望んだ姿そのものの人間が
神に従いたくてもできず不満たらたらなんて
考えても分からない知ろうとしても理解できない
帰ろうか
この意味の分からない存在に向き合うことに疲れた
どうやって帰ろうか
人間として生きて神の元へ
正しい人間として生きて
元いた場所へ
それはできるのだろうか
人として暮らす
そのことが神の望みだったのだろうか
しかしその道の行先はどこなのか
分からないまま
記憶をなくし人間として生き
知識を求め求道し
行き着く先も分からないまま
人は見つめられている
様々な存在に
もちろん神からも
それがどんな意味があるかもう忘れたけど
帰ると言ったらどこに帰るのか忘れた
でも本能がそうさせる面もある
導きが私にもあるその思わせる人生の箇所もある
帰れるとしたら帰りたいのかさえ忘れたし分からない
ただ、このように人生を生きる意味はあるのだろうと思っている
後悔はしない
それだけは心に決めて
人間は右往左往していたな
でも私も今は同じようにしているだろう
一度落ちたものは這い上がらないといけない
堕落した者
運命に従って元に戻らなければいけない
それが修行なのだ
時には拒否しつつもあらゆる人や現象に従っていく
それがかの方の決めた必要な方法なのだ
自由なのだけど制約がある
その制約を物ともしない覚悟がいる
乗り越える人としての運命を
生き切る人生の長い道のりを
そしてどうなるのかと言うと私には分からないけど
その先が正しいものであることは明白で明確に心で理解している
その先に何があるか私には分からないけど
お読みくださりありがとうございます。