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双子は息ぴったりに返事をして、リビング奥に置いてある仏壇に向かって行った。
「私も洗ってきた……」
「えっ……?」
いつのまにかすぐ近くに立っていた月宮先輩は、恥ずかしそうに俯きながらも期待の目を俺に向けていた。
俺はどうしたものかと戸惑う。
(こ、これは……。して欲しいってことなのか……?)
正解なのか戸惑いながらも、俺は双子に向けた同じ笑みを浮かべる。
「いい子ですね」
そう言って、俺は少しだけ背伸びをして、月宮先輩の頭を撫でてあげた。
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