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(俺は……嬉しかったのか……?)
まだモヤモヤする気持ちに答えが出せず、俺はブレザーを脱いで近くの椅子にかけると、腕を組んで考え込む。
「りおくんー。あらってきたよー」
「あらったよー」
そんなことを考えていると、双子がリビングに戻ってきて、俺の膝に抱きついてきた。
「おー。えらい、えらい」
「ねー、ねー。いいこ、いいこしてー」
「してー」
「よーし。いい子、いい子」
俺は双子の頭を、同時に優しく何度も撫でた。
「ほら。母さんにもちゃんと、ただいまの挨拶してきなさい」
「はーい」
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