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12-10

 休みの日には一緒にゲームをしたり、放課後には買い食いをして他愛もない話で盛り上がったり、そんなことをしたかったとは今でも思わない。


 だが今思い返せば、中学時代の学校の思い出は一つ残っていない。


 代わりに双子の成長をずっと見れたので、俺にはそちらのほうが貴重で、一生モノの思い出だと思っている。


 だから、始まったばかりの高校生活も不満はない。


 誰かと仲良くなったところで結局離れていくなら必要ないと、今でも友達は作らず、クラスではいてもいなくてもいい存在だ。


 それはアイドル活動でも同じだ。


 バックダンサーとして、いてもいなくても誰も気にならない存在だと思ってた。


 なのに、月宮先輩はそんな俺を見つけて応援してくれる。


下記サイト(ネオページ)にて先行連載中

https://www.neopage.com/book/30066806720040200

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