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俺は信じられず、五階の渡り廊下と息を整える月宮先輩を何度も見比べてしまう。
(こんなに離れた場所なのに、わざわざ……)
「どうして、そこまで……?」
(俺がリオンだから……?)
すぐに浮かんだ続きの言葉を、俺はずるいと思いなから、口に出さずに黙って飲み込んだ。
それは、頭のどこかで無意識に、月宮先輩なら俺が言って欲しい言葉をくれると、期待したからかもしれない。
「理由などない。困っているかもしれないと思ったら、居ても立ってもいられなくなっただけだ」
「……っ」
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