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9-8

俺は信じられず、五階の渡り廊下と息を整える月宮先輩を何度も見比べてしまう。


(こんなに離れた場所なのに、わざわざ……)


「どうして、そこまで……?」


(俺がリオンだから……?)


すぐに浮かんだ続きの言葉を、俺はずるいと思いなから、口に出さずに黙って飲み込んだ。


それは、頭のどこかで無意識に、月宮先輩なら俺が言って欲しい言葉をくれると、期待したからかもしれない。


「理由などない。困っているかもしれないと思ったら、居ても立ってもいられなくなっただけだ」


「……っ」



下記サイト(ネオページ)にて先行連載中

https://www.neopage.com/book/30066806720040200

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