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「ちが……。違うんです。月宮先輩は何も……。俺が全部いけないんです。俺が……」
「そうやって、全部自分のせいにして抱え込むのか……? 弟とのことも……」
月宮先輩が握っていた手すりに力を込めたことでブランコが揺れると、鎖が軋む音がした。
「そうですよ……。那央とのことも、俺がもっとお兄ちゃんとして、しっかりしていれば……こんな形には……」
俺は月宮先輩から顔を逸らし、地面に着いていた足を内側に折り畳むと、ブランコの手すりの鎖をギュッと握った。
「……海棠。そうやって、全部自分がいけないと思うのは楽か? 私には逃げているとしか思えないぞ」
「えっ……?」
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