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17-8

「月宮先輩……」

「海棠が風邪を引いたら、みんなが困るだろ?」

「そんなことないですよ。俺の代わりなんていくらでも……」

 俺はまた卑屈なことを言ってしまったと後悔して口籠ると、月宮先輩は俺が乗っているブランコの手すりを掴んだ。

「なんで……そんなことを言うんだ……」

 その声は微かに震えていて、俺は咄嗟に仰け反るようにして月宮先輩を見上げた。

「……」

 宝石のように綺麗な碧い瞳を揺らして俺を見下ろす月宮先輩は、眉間に皺を寄せながら、まるで自分のことのように、苦しくって悲しそうな顔をしていた。


下記サイト(ネオページ)にて先行連載中

https://www.neopage.com/book/30066806720040200

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