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「月宮先輩……」
「海棠が風邪を引いたら、みんなが困るだろ?」
「そんなことないですよ。俺の代わりなんていくらでも……」
俺はまた卑屈なことを言ってしまったと後悔して口籠ると、月宮先輩は俺が乗っているブランコの手すりを掴んだ。
「なんで……そんなことを言うんだ……」
その声は微かに震えていて、俺は咄嗟に仰け反るようにして月宮先輩を見上げた。
「……」
宝石のように綺麗な碧い瞳を揺らして俺を見下ろす月宮先輩は、眉間に皺を寄せながら、まるで自分のことのように、苦しくって悲しそうな顔をしていた。
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