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その姿は、子供が対抗心むき出しで張り合ってきた時のようで、月宮先輩のイメージとは相反する姿に俺は笑みが零れる。
「ほんとだ、上手ですね。失礼だと思うんですけど、月宮先輩のイメージではないというか……。月宮先輩の見た目からは想像ができなくて……」
「私にだって子供のころはあったぞ。昔、祖父が庭にあった大きな木に、手作りのブランコを作ってくれたんだ。私は双子と同じ年のころ、毎日それで遊んでいた」
「へー、そうだったんですね」
俺は頷きながら、月宮先輩と同じようにブランコを漕ぎ始めた。
(さすがに、夜は少し冷えるな……)
ブランコで風を切ると、夜ということもあって、ブレザーをボタンも留めずにただ羽織っているだけでは肌寒さを感じた。
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