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「してないよ。和兄と違って勉強で忙しいんだよ」
「へいへい。俺はどうせ部活バカですよー」
そんな他愛もない話をしていると、屋上の扉が開かれ、誰かが屋上にやってきた。
「お、月宮先輩じゃん。せんぱーい」
(月宮先輩って……あの、三年の三王子の? うわー、本物だ……。近くで初めて見たよ)
和兄が呼びかけて近づいてきた人物は、和兄と同じ月宮三王子の一人で、別名、氷の王子とも言われている月宮瑛斗先輩だった。
ここ、私立月宮学園の理事長の次男で典型的な御曹司だが、噂によると立派な兄と姉がいるため、父である理事長は放任らしい。
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