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16-5

「そ、そっか……」

(まあ、食べてきたならしょうがない……。おかずは、明日のお弁当にでも……)

 俺が静かに肩を落とすと、月宮先輩は突然、那央の胸ぐらを掴みかかった。

「おい……」

「つ、月宮先輩?!」

 突然の出来事に、俺は驚いて狼狽えてしまうが、月宮先輩と那央はお互い牽制しあうように睨み合っていた。

「海棠は忙しい中、御飯を準備して、食べずにお前の帰りを待ってたんだぞ。なのに、その態度はなんだ?」

「は? 赤の他人が何言ってんだよ? 離せよ!」

 胸ぐらを掴む月宮先輩の腕に、今度は那央が掴みかかる。

「他人ではない! 私は……」

「わー! 待った、月宮先輩! ストップ! ストップ! 手を離して!」

 慌てて俺は二人の間に割って入り、那央の胸ぐらを掴む月宮先輩の手を離させた。


下記サイト(ネオページ)にて先行連載中

https://www.neopage.com/book/30066806720040200

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