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「そ、そっか……」
(まあ、食べてきたならしょうがない……。おかずは、明日のお弁当にでも……)
俺が静かに肩を落とすと、月宮先輩は突然、那央の胸ぐらを掴みかかった。
「おい……」
「つ、月宮先輩?!」
突然の出来事に、俺は驚いて狼狽えてしまうが、月宮先輩と那央はお互い牽制しあうように睨み合っていた。
「海棠は忙しい中、御飯を準備して、食べずにお前の帰りを待ってたんだぞ。なのに、その態度はなんだ?」
「は? 赤の他人が何言ってんだよ? 離せよ!」
胸ぐらを掴む月宮先輩の腕に、今度は那央が掴みかかる。
「他人ではない! 私は……」
「わー! 待った、月宮先輩! ストップ! ストップ! 手を離して!」
慌てて俺は二人の間に割って入り、那央の胸ぐらを掴む月宮先輩の手を離させた。
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