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「コラ、那央。ガンつけるな。この人は、俺の学校の先輩で月宮先輩。自転車がパンクして困っていたら、車で双子のお迎えに付き合ってくれて、助けられたんだ」
「……チッ。なんで、オレに連絡してこなかったんだよ……」
舌打ちをして苛立った様子の那央は、月宮先輩から顔を逸らすと、スニーカーを脱ぎ始める。
俺は苛立つ理由が分からず、首を傾げた。
「なんでって……。時間もなかったし、あんな時間じゃ那央は捕まらないと思って……。あ、ごはんまだだろ? 月宮先輩送ったら、すぐ支度するから」
「いらねーよ! 帰りにラーメン奢ってもらったから」
那央は苛立ちを露わにして声を荒げたため、俺は思わず肩をビクつかせてしまった。
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