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ソファーの片隅に置いてあったカバンを肩に掛け、邪魔にならないよう慌てて帰ろうとする月宮先輩を、俺は月宮先輩の制服の裾を掴んで呼び止めた。
「あの、月宮先輩……。晩御飯、よかったら一緒に食べませんか?」
「えっ……?」
俺の提案に月宮先輩は目を丸くして、瞬きをしながら驚いた顔をした。
「その……。今日のお礼です。いや、俺の料理なんかでお礼にはならないと思うんですけど……。今日は本当に助かったので、ご迷惑じゃなければ……」
「いや、私はべつに……」
月宮先輩は何と返事をしたらいいか、困っている様子だった。
俺は掴んでいた月宮先輩の制服の裾を、もう少しだけ強く握った。
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