一話 顔が良すぎる主人公
私は一宮 未菜。今日は答案返却日。学校があるけどとっても早く終わる、しかし絶望もある、、テストが帰ってきた。結果は国語数学理科社会英語の順に、61、59、71、84、32というか偏りのまあまあ激しい。ちなみに学年順位は250人中120位という真ん中に近い数字だ。
「ねぇねぇ!未菜は何位だった?」
今話しかけてくれたのは同じクラスのは高井 まい。入学式の時に一緒に登校した高校生活最初の友達だ。
「私は120位だよ」
「マジ?あたしは230位だぞ!待って下に20人しか以内じゃんヤッベーりゅーねんだけはしたくないさすがに留年はしないよね?ね?」
「さすがにしないよw出席日数は足りてるから」
「だよね。そうだよね!」
まいはほっとしたような顔をしていた。そのときだ。
「一宮ちゃーん、少しいーかな?」
「何ですか?」
誰かから声をかけられた。見た目がめっちゃチャラそうな先輩。
「今日の放課後どこか遊びに行かないか?」
何で?やだよ。始めて知り合った人とその日のうちに遊びに行くとか無理なんだけど。
「えっとー、今日は予定があるので」
「っち、今日じゃなくていーから空いてる日とかないの?」
「え?あ、あの私は今金欠なのでまた今度で。お誘いいただきありがとうございました」
「んだよつまんねーの」
そういいチャラい先輩は去っていった。
「ねぇ、未菜今度の休み遊びに行かない?」
急に誘ってきた。その子はまいだ。
「うん。いいけど」
「買いたいものがあるんだーついてきてくれない?」
そういい、日時や遊ぶ場所を決めながら教室についた。
「久しぶりのカラオケだー」
「えっ、そうなの?最後いつ行った?」
「うーん、半年振りかな」
前は週一で行ってたのに大分行ってないんだなって思った。
「マジかそんなに久しぶりなんか」
ちなみに作者はカラオケに月1ペースで行ってるぞい☆
「にしても未菜ってほんとに顔面偏差値高々だよね」
「でしょ?私も顔には自信あるんだー」
「この自信を隠す気すらない」
前は謙虚(?)にそんなことないよ~って答えてたけど今は自分の顔に自信がある。私は何度か告白されたことがある。しかし、その理由が私の顔が良かったから。中身を見ずに見た目のステータスオンリーで判断されて告白されるのが私は嫌いなのだ。
「何か顔がいいからっていう理由で告白してる人大抵イケメンじゃないよね」
「ド偏見!だけど8割ぐらいそうなのが事実」
「悲しい現実w未菜は付き合いたい人とか好きな人はいないの?」
「え?、、、」
いない、、というわけじゃない。ただ、言っても信じてくれるかどうか、そしてほんとに好きかどうかがわからない。
「今はいないかな」
「なるほどね~。未菜にいい彼氏できたら報告して!応援すっぞ」
「ふふふwありがとう」
「それじゃあ、先に帰るね」
「あーうん、じゃーね未菜」